casestudy 取組事例

プラスチックなどの再生資源を需給者間で有効活用する仕組みを提供しサーキュラーエコノミーの実現を推進する基盤「再生資源循環プラットフォーム」の実証

[企業・団体名] 双日株式会社 レコテック株式会社 日商エレクトロニクス株式会社 NTTコミュニケーションズ株式会社

構成メンバーとその役割

レコテックが開発する資源循環を促進するプラットフォーム「Material Pool System」と、NTT Comが提供する「Smart Data Platform」を組み合わせることで、各参加企業が排出する再生資源の種類、量、場所をリアルタイムに見える化及びデータを蓄積。双日の連結子会社である日商エレクトロニクスがシステム開発、双日は本プラットフォームを利用するパートナー企業の誘致を担う。

実証期間

2021年4月~2022年3月

ビジネスモデル

再生資源の品質や供給量を見える化し、さらに受給者間の売買などを可能とすることでサーキュラーエコノミーの実現に貢献する。また、本プラットフォームの継続的なUI/UX改善や、再生資源の品質保証をする機能及び最適な物流ルートを提示する機能の提供なども検討し、あらゆるパートナー企業が価値を実感できるプラットフォームを目指す。

主な特長

(1)参加企業が排出する再生資源の量、種類、排出場所をIoTと連動し見える化し、これらのデータの蓄積・分析機能を提供。見える化により求める需給が成立しえるかの判断や、蓄積したデータのAI分析により再生資源の発生量予測が可能となり、安定した需給の実現に貢献。

(2)参加企業間で再生資源の売買を可能とする機能を提供することにより、再生資源の有効活用を実現。また将来的には、本プラットフォームから再生資源の輸送など関連した業務の受発注を可能とする機能を提供予定。これにより物流業者やリサイクル業者などあらゆる参加企業の新たなビジネス創出に貢献。

(3)参加企業が、売買した相手企業を評価する機能を提供。これにより、取引の指標として評価の高い企業と売買することや、評価の低い業者との取引を行わないことなどが可能。

実績や目標

本実証の結果を踏まえ、2022年度内に本プラットフォームの事業化を目指す。また、本プラットフォームの運営・管理及び製造業以外の新たな分野での活用に関する企画・立案を主な目的としたジョイントベンチャーの数年内での設立に向けて、4社間で検討。

取組を紹介したURL等

https://www.sojitz.com/jp/news/2021/03/20210331.php