野村興産株式会社

企業としての循環経済への取組に対する基本的な価値観や方針

当社は1973年の創業以来、水銀製錬に関する技術基盤をもとに、水銀含有廃棄物を中心とした廃棄物の処理・処分を行っている。また、廃棄物を貴重な『資源』と捉え、多種類の廃棄物の再資源化に取り組み、これらの活動を通じ、循環型社会の形成・発展と地球に、人に、やさしい企業を目指している。

循環型ビジネスにおける市場機会や自社の強み

当社の最大の強みは前身の水銀鉱山会社から受け継ぎ、追求し続けてきた水銀回収と再資源化の技術力である。また、環境保全や情報開示など地域への配慮を施し、地元及び周辺住民との強い信頼関係を構築している。

当社が扱っている水銀含有廃棄物は幅広く、廃乾電池、廃蛍光灯のリサイクルをはじめ、汚泥、活性炭、廃試薬、廃液、廃計測機類等ほぼあらゆるものを扱っている。水銀含有廃棄物以外でもナトリウム-硫黄電池やリチウム電池等の処理を行い、回収した金属ナトリウムやリチウムを再資源化する技術開発も行っている。

指標・目標の設定

受け入れた廃棄物の無害化処理、資源リサイクルの技術向上に努め、環境負荷拡散の未然防止、資源の有効利用に向かって継続的に取り組む。また、これまでの経験を通して蓄積した水銀に関する知見と技術を海外へ発信し、国際的な水銀対策に貢献していきたいと考えている。

実施体制

上記活動は当社の事業そのものであり、地球環境負荷の低減、サーキュラー・エコノミーの推進に貢献するものである。水銀廃棄物処理実績、リサイクル品の販売実績は、毎月(取締役会)に報告し進捗を確認している。また、リサイクル事業報告書を作成し、廃棄物処理量、活動実績についてステークホルダーへ報告している。

参考URL

リサイクル事業報告書 https://www.nomurakohsan.co.jp/wp-content/pdf/recycle-report/recycle-report.pdf