casestudy 取組事例

水銀含有廃棄物の処理・リサイクル

[企業・団体名] 野村興産株式会社

開始時期

1973年の創業以来の取り組み

技術やビジネスモデルの説明

当社の再資源化技術は主に廃乾電池、廃蛍光灯、その他廃棄物の3工程からなる。廃乾電池は焙焼処理を行い、水銀を回収する。焙焼後の廃乾電池は解砕・磁選で鉄と亜鉛滓に分離し回収、鉄は鉄原料、亜鉛滓は亜鉛原料または肥料用原料としてリサイクルされる。

廃蛍光灯は破砕・選別により口金、ガラスに分離する。口金はアルミ原料として、ガラスは洗浄により微細な異物や水銀を除去し、カレットとして蛍光管用ガラス、グラスウール、セメント原料等にリサイクルされる。破砕・選別および洗浄工程で発生した水銀を含むダスト(粉塵)、スラッジは焙焼により水銀を回収する。

その他廃棄物のうち、水銀濃度の高いスラッジ等は薬剤添加等の前処理後に焙焼し水銀を回収する。回収した水銀は精製し、高純度水銀、水銀試薬として製品化する。

実績や目標など

2021年度処理実績

廃乾電池 : 約 17,000 トン

廃蛍光灯 : 約 8,400 トン

その他廃棄物 : 約 6,500 トン

取組を紹介したURL等

https://www.nomurakohsan.co.jp/business/recycle