DOWAホールディングス株式会社
DOWAホールディングス株式会社
の取組事例
企業としての循環経済への取組に対する基本的な価値観や方針
当社は、2000年代より「地球を舞台とした事業活動を通じて、豊かな社会の創造と資源循環型社会の構築に貢献する」を企業理念として掲げ、社会課題の解決につながる企業活動を行って来た。創業以来培ってきた技術とノウハウにより金属を中心とする資源リサイクルによってサーキュラーエコノミーに貢献し、安心な未来づくりを目指すことを明確にしている。
循環型ビジネスにおける市場機会や自社の強み
当社は、廃棄物処理を行う「環境・リサイクル部門」と、高効率な金属回収技術を保有する「製錬部門」を融合させることにより、製錬・リサイクル複合コンビナートを形成している。これに加え、秋田県に所在する2つの製錬所では、発生する製錬残渣においても相互に供給することで無駄なく金属回収を行うことができている。社会で不要になったものから、当社のさまざまな工程を活用して多種類の金属をリサイクルすることが最大の強みとなっている。
指標・目標の設定
現中期計画(2018~2020年)では、CSR方針における企業統治、安全、環境、社会、4つの重点分野において、「2020年のあるべき姿」を中期目標として定めた。その中で特に「環境」の重点分野にて、”リサイクル事業強化”とりわけ、無駄なくより多くの金属元素の回収をKPIとして設定し取り組んできた。しかし、2020年初頭に発生した新型コロナウイルス感染症拡大の影響により事業環境が不透明になったことから、現中期計画を1年間延長した。現在、次期中期計画(2022~2024年)を策定中であり、更なるサーキュラーエコノミーに向けた、より積極的な取組みと目標の再構築を検討している。
実施体制
2020年度よりサステナビリティ・マネジメントを強化すべく、改めてDOWAグループが持続的に成長していくために、循環型ビジネスモデルによる拡充に加え、このビジネスモデルの仕組みを強化する体制を構築していく。
参考URL
統合報告書 p18~28