株式会社 新見ソーラーカンパニー

株式会社 新見ソーラーカンパニー
の取組事例

企業としての循環経済への取組に対する基本的な価値観や方針

 弊社は「美しい地球を次世代へ」を経営理念に掲げています。また、子どもたちの夢を応援するCSR活動「ドリームチャレンジャー」を、弊社の所在地である岡山県新見市の児童を対象に行っております(例:消防士になるという夢を持つ児童に、一日消防士体験の機会を設ける)。


循環型ビジネスにおける市場機会や自社の強み

 エコでクリーンな太陽光発電ですが、2040年度には年間80万トン(約4000万枚)ものソーラーパネルが廃棄される見込みです。弊社では、この廃棄対象となるソーラーパネルをリサイクルするための装置「佐久本式ソーラーパネル熱分解装置」(以下、当該装置)を開発しました。当該装置は特許を取得しており、「CO2無排出で有機物を分解可能」「高純度のマテリアルを抽出可能」の2つの技術を世界で唯一達成しています。


指標・目標の設定

 年間80万トンに上る廃棄物は、全産廃物の6%を占めるスケールと予想されます。埋立処分場の残余容量及び処理能力の不足解消は喫緊の課題です。当該装置は、廃棄対象ソーラーパネルを埋立処分せずにリサイクルを行い、廃棄パネルから新しいパネルへの循環型社会を実現することを目標としています。


実施体制

 当該装置は実験機を経て、現在、製品版の導入企業を募集中です。製品版は2023年3月を完成目標としており、全国47都道府県に1~4台の設置を計画しています。また、廃棄パネルから新しいパネルを実現するために、「リボーンパーク」の設置を目指しています。リボーンパークとは、特定の地域のソーラーエネルギーの活用を、ソーラーパネル販売業者と産廃業者(リサイクル業者)が一体となって、ソーラーパネルのリサイクルをその地域の中で行うという、循環型社会を実現する構想です。


参考URL

https://niimi-solar.com/recycle.html