リコーリース株式会社
企業としての循環経済への取組に対する基本的な価値観や方針
当社グループの経営理念「私達らしい金融・サービスで豊かな未来への架け橋となります。」にある”豊かな未来”には、循環型社会(経済)の実現が不可欠です。中長期ビジョンである『循環創造企業へ』にその想いを込めています。資源やエネルギーの需給逼迫が懸念されるなか、天然資源の持続可能な管理や、資源の効率的な利用、廃棄物の大幅削減などへの取り組みが喫緊の課題です。リース契約が終了した設備や機器のリユースやリサイクルの推進、レンタル機器のシェアリングによるリデュースを実現していくことで、資源の有効利用を促進し、循環型社会の実現に貢献します。
循環型ビジネスにおける市場機会や自社の強み
モノを循環させるリース・レンタル事業そのものがサーキュラーなビジネス形態です。また、その物件を着実に回収することはリース会社が担うべき重要な責務であり、回収することで3R(リデュース・リユース・リサイクル)を推進します。リース終了時には、そのまま継続使用できる「再リース」(リユース)、または返却された物件については、適正で公正なパートナー企業において適正な廃棄(リサイクル)を実施しています。加えて、アセット管理や物件の査定を強化し、パソコンを中心とした中古売却(リユース)を推進することで着実なアセット管理に基づいたリユースを実施します。安心・確実にリユース・リサイクルできる仕組みを構築し、お客様の環境対応の支援や、業界でパートナーシップを組むことで資源循環を実現していきます。
指標・目標の設定
2023年~2025年中期経営計画において、非財務目標を設定しており、環境事業分野におけるKPIとして、物件回収率(74%)とパソコンリユース・リサイクル率(100%)を目標設定しています。
実施体制
当社グループは、社会課題の解決を踏まえ、持続可能な社会実現と当社グループの持続的な成長を目指し、サステナビリティ経営を継続して推進していくために「サステナビリティ委員会」を設置しています。 サステナビリティ委員会は、社長諮問機関として、常務執行役員以上およびサステナビリティに関連する本部長、グループ会社社長により構成され、サステナビリティ経営の基本方針・基本計画などの立案や、経営方針および事業活動に対して、サステナビリティ視点で討議し、検討を行っています。討議検討事項は経営会議にて審議・決定されたのち、決定事項は取締役会に共有され、取締役会の総意として助言がなされています。
参考URL
https://www.r-lease.co.jp/sustainability/clean_environment/resource_circulation/