東京海上ホールディングズ

企業としての循環経済への取組に対する基本的な価値観や方針

東京海上グループでは自社が取り組むべき「8つの重点領域(マテリアリティ)」を特定しており、気候変動対策と生物多様性の保全を通じて、未来世代に持続可能な環境・社会を引き継ぐことは当社の責務であるという想いから、「気候変動対策の推進」や「自然の豊かさを守る」を重要課題に含めています。この重要課題に対する戦略の一つとして、これまで廃棄されていた製品や原材料等を新たな資源と捉え、廃棄物を出すことなく循環させるサーキュラー・エコノミーへの移行に向けた取組みを、保険商品・サービスの提供を通じて推進していきます。


循環型ビジネスにおける市場機会や自社の強み

グローバル損害保険会社として事故に関する様々な情報を収集できる強みを発揮し、パートナー企業と共にサーキュラー・エコノミーの仕組みづくりに取り組んでいます。例えば、これまで損害保険会社として自動車事故に対応してきた実績と、解体業者や化学メーカーとの適正なネットワークを活かして、全損となった車両の部品回収・再利用するスキーム構築を開始しています。また、他社と協業で食品ロスに関わるデータを収集の上、保険会社として食品リサイクルにかかる費用を補償する保険商品の開発にも繋げています。様々な保険事故に対応してきた歴史がある私たちだからこそできるサーキュラー・エコノミーの取組みを進めていきます。


指標・目標の設定

東京海上ホールディングスは、損害保険会社として取得した様々な素材をリサイクルすることを目的とした新たな保険商品やサービスを開発・提供する等、当社グループならではのサーキュラー・エコノミーの取組みをグローバルベースで推進していきます。


実施体制

原則年4回開催の、CEOとチーフオフィサー等の経営トップレベルで構成されるサステナビリティ員会にて、各重点領域(マテリアリティ)の年次計画・進捗状況について確認しています。サーキュラー・エコノミーの取組みについても、未来世代に向けた重要取組みとして、グループ内での好事例の共有等によりグループ全体への取組み浸透・さらなる推進を図っています。


参考URL

https://www.tokiomarinehd.com/sustainability/pdf/sustainability_web_2023.pdf

https://www.tokiomarinehd.com/sustainability/pdf/sustainability_tnfdreport_202403.pdf