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大和ハウス工業株式会社
企業としての循環経済への取組に対する基本的な価値観や方針
大和ハウスグループは、大和ハウス工業の創業100周年にあたる2055年を見据えて、2016年度に環境長期ビジョン”challenge ZERO 2055”を策定。持続可能な社会の実現を目指し、グループ、グローバル、サプライチェーンを通じて環境負荷”ZERO”に挑戦しています。資源利用・廃棄物の”チャレンジゼロ”は環境長期ビジョンの中でも特に重要な目標の一つであり、2055年までに住宅・建築関連事業において、再生可能な素材とリサイクルされた素材のみを使用するものとし、建物の長寿命化などを通じて資源投入量・廃棄物の最小化を目指しています。
循環型ビジネスにおける市場機会や自社の強み
大和ハウスグループは、長期にわたり住み継がれる住宅の開発を進めるとともに、長期保証制度を設けて点検の機会などを通じて改修やメンテナンスを提案し、建物の長寿命化への取組みを推進してきました。またハウジング・ビジネス領域におけるすべての不動産の売買仲介・買取再販・リノベーションなどを行うリブネス事業を展開し、既存建物の価値最大化と流通の活性化に取り組んでいます。
指標・目標の設定
大和ハウスグループでは、環境長期ビジョンの実現に向け、環境長期ビジョンからバックキャスティング(逆算)した、2030年のマイルストーンを設置し、中期経営計画の対象期間に合わせて、およそ3~5ヵ年ごとに具体的な目標と計画を「エンドレス グリーン プログラム(EGP)」として策定し、活動を推進しています。資源利用・廃棄物のチャレンジゼロに関しては、以下のKPIを設定しています。
・資産有効活用促進件数/建物長寿命化促進件数
・廃プラのマテリアルリサイクル率【生産】
・特定アメニティプラ製品削減率(2021年度比)/リサイクル率【ホテル】
・主要サプライヤーによる廃棄物ゼロエミ目標設定率
実施体制
大和ハウスグループでは委員長をサステナビリティ統括部長とする全社環境推進委員会を年2回開催し、大和ハウスグループが取り組むべき活動の基本的事項および環境に関するリスクや機会について審議・決定し、全グループの環境活動を統括しています。なお、環境経営に関する重要な事項であるエンドレスグリーンプログラムについては、取締役会への報告事項としており、年に一度、全社環境推進委員長が取締役会に進捗を報告し、適宜、戦略や目標、計画の見直しを行っています。
参考URL
サスレナビリティレポート
https://www.daiwahouse.co.jp/sustainable/library/csr_report/index.html
統合報告書