富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
の取組事例
企業としての循環経済への取組に対する基本的な価値観や方針
当社は1995年に全社リサイクル方針「限りなく『廃棄ゼロ』を目指し、資源の再活用を推進する」を定め、お客様使用済み機器の回収、リユース・リサイクルを開始しました。1998年には業界で初めて、回収した自社商品を原材料にした再生プラスチックの活用を開始、また2008年には中国の蘇州にリユース・リサイクル拠点を設立するなど、取り組みを積極的に進めてきました。
また、2017年に公表した富士フイルムグループCSR計画Sustainable Value Plan 2030では「資源循環の促進」を重点課題の一つに位置づけ、グループ全体で資源循環に取り組んでいます。
循環型ビジネスにおける市場機会や自社の強み
商品企画/開発/製造段階から廃棄に至る商品のライフサイクル全体を視野にいれた循環型生産システム「クローズド・ループ・システム」を構築し、使用済み機器をリユース・リサイクルし、その取り組みを支える新たな技術を開発してきました。さらに、2004年から提供を開始した「マネージド・プリント・サービス」では、お客様先に配置する機器に、新造機と同等の品質・信頼性を保証した「再生型機」を活用し、資源利用量削減に貢献しています。
指標・目標の設定
富士フイルムグループ全体では、2030年度までに当社グループによる廃棄物発生量30%削減(2013年度比)を目標にしています。また、当社では部品リユースによる資源投入抑制量を開示しています。
実施体制
研究開発部門は、リユース・リサイクル設計指針のもと、機種の世代交代が進んでも後継機の部品として再使用できるように設計の共通化に取り組み、リユースリ・サイクル推進の専任組織の主導の元、生産部門において機械のリユース・リサイクルに取り組んでいます。
参考URL
https://www.fujifilm.com/fb/company/csr/svp2030/environment/recycle.html