プロメ環境エンジニアリング株式会社

プロメ環境エンジニアリング株式会社
の取組事例

企業としての循環経済への取組に対する基本的な価値観や方針

① 数ある社会課題の中からサーキュラー・エコノミーに関する課題を自社が事業活動を通じて取り組むべきマテリアリティとして特定した理由

代表取締役の杉本多喜生は、幼少期に公害問題に出会い、大学で熱工学を研究しながら、将来は環境問題に貢献する仕事につきたいと思っていた。ところが、父のすすめにより、大学卒業後、食品機械メーカーに入社することになった。


その後、数多くの食品機械を開発するうち、食品製造プロセスで排出される廃棄物を有効活用する必要性を感じ、生ゴミ処理機や廃棄物から燃料を製造する装置を開発するようになる。自社の事業活動を真剣に追求した結果、意図せずして、サーキュラー・エコノミーに取り組むようになったのである。


② サーキュラー・エコノミーに係る取組を企業価値向上につなげるための基本的な方向性

食品機械や厨房機械の食品製造プロセスで排出される廃棄物を有効活用するための研究・技術開発を、食品業界以外のサーキュラー・エコノミーに係る取組にも横展開し、当社の企業価値向上につなげていく。


循環型ビジネスにおける市場機会や自社の強み

2050年のカーボンニュートラルやウクライナ戦争を契機に表面化した経済安全保障問題の解決のため、日本はもちろん海外においても、資源やエネルギーの循環利用は緊急かつ重要な社会課題となっている。その中で、既に排気ガス浄化装置、バイオディーゼル燃料製造装置、排液浄化リサイクル装置、清掃センターゴミ焼却炉などで実績を積み重ねており、その技術開発力は自社の強みとなっている。


指標・目標の設定

昨期は売上1億円程度だったが、今期は、廃棄物の燃料化製造装置や、資源リサイクル装置の納品により売上見込は4億円、来期以降も同程度以上の売上を想定している。


実施体制

従業員数は10名であり、循環経済への取組に対する価値観、方針は共有されている。


参考URL

https://www.prome.co.jp/company/company.html