casestudy 取組事例

水冷式フライヤーによる、食用油劣化抑制・廃棄物(廃油)最小化

[企業・団体名] クールフライヤー株式会社 プロメ環境エンジニアリング株式会社

構成メンバーとその役割、連携のポイント

クールフライヤー株式会社・・・設計・製造・販売

プロメ環境エンジニアリング株式会社・・・技術協力

開始時期

卓上小型版は既に販売開始、2023年11月大型版を上市予定

技術やビジネスモデルの説明

値上げの相次ぐ食用油の劣化を抑えて廃油をほぼゼロにし、省資源・廃棄物発生の抑制により循環経済に貢献する「クールフライヤー」の開発

プロメ環境エンジニアリング株式会社は、クールフライヤー株式会社の依頼により、この「クールフライヤー」の開発に全面的に協力しています。

「クールフライヤー」の構造は、油槽全体の底面と側面を水冷式の冷却設備で覆うように囲んだ形となっています。油槽内にある独立した2系統のヒーターの温度調節により油温と対流を制御して油槽内に「下降対流」を発生させ、揚げ物や油中の水分や固形物(揚げカスなど)を素早く油槽下部に沈殿させます。これにより油の純度を保ち、揚げカスの炭化を防ぎ、油を劣化を抑えているのです。

その結果、一度食用油を注入すると継ぎ足すだけでほとんど廃油が出なくなり、近年高騰している食用油の購入量および廃棄量を大幅に削減できます。また、油が新鮮なので、揚げたてはもちろん、冷めても味が落ちません。水分が沈殿するため油ハネや油煙がほとんどなく、後片付け・清掃もラクになるなど、揚げ物現場の環境も改善されます。

実績や目標など

現在販売している卓上用の小型サイズ(7ℓ)は、食用油の高騰を受け、揚げ物を扱う飲食店への導入事例が増えています。そこで、今回、業務用で多い18~20ℓの大型サイズの開発に着手しています。

取組を紹介したURL等

https://coolfryer.co.jp/products/#merit

https://coolfryer.co.jp/technology/