岡部株式会社
岡部株式会社
の取組事例
企業としての循環経済への取組に対する基本的な価値観や方針
当社グループ製品の主な需要先である建設業界は、古くから建設副産物の問題を認識し、各社がゼロエミッションに取り組んできました。当社グループも有限な資源を活用して事業を行うメーカーとして、同様に廃棄物の問題を重要視しており、「総合的なソリューション提供により、地球規模の課題の解決に貢献するグローバルメーカーへ」というビジョンの下、サーキュラー・エコノミーの実現に向かっています。
現状、当社製品のほとんどは金属製であり、リサイクル率の高い材料ではありますが、一部に使用されているプラスチックや、工場操業によって生まれる副産物など、部分的に有効利用できていない廃棄物があります。こういった資源を3Rの考えに則って削減していく方針です。
循環型ビジネスにおける市場機会や自社の強み
近年では、脱炭素を筆頭に、環境分野で企業に厳しい目が注がれており、建設業界でもゼロエミッションに向けた取り組みが加速しています。
当社は100年を超える歴史の中で、原材料の供給元である素材メーカーから、流通面での取引先、製品のユーザーまで、すべてのレイヤーで強固な信頼関係を構築してまいりました。後述の「Pコンのクローズド・ループ・リサイクル」の取り組みについても、こういった取引先との関係性なしには実現できないものでした。当社グループはこの先も、豊富な技術と知見を駆使しながら、持続可能な社会の形成に貢献していきます。
指標・目標の設定
1の通り、当社サプライチェーンにおける重点領域は、当社一部製品および工場操業時の副産物となります。前者の代表として、Pコンのリサイクルを行っており、2024年のリサイクル数量の目標を150万個と設定しております。後者については、工場※から排出される廃棄物を2024年に109tに収める目標を設定し、生産活動に取り組んでいます。なお、既に工場副産物のリサイクル率は96%に及んでいます。
※国内主要工場(久喜、茨城、京都)
実施体制
サーキュラー・エコノミー含むサステナビリティに関する取り組みは「SDGs&ESG KPI」として設定し、ホームページで公開しています。このKPIに関しては、サステナビリティ委員会にて審議をし、取締役会に対して付議・報告しており、取締役会は監督機関として機能しています。
KPI達成に向けた具体的施策の企画・実施は各部署が行い、サステナビリティ推進室が進捗確認を行う体制としています。
上記に関するURL
◇okabeのサステナビリティ
https://www.okabe.co.jp/sustainability/
◇SDGs&ESG KPI 目標・実績一覧表