casestudy 取組事例

建設資材『Pコン』のリサイクル

[企業・団体名] 岡部株式会社

開始時期等

関東地方での使用済みPコン回収を2022年10月に開始し、回収品をリサイクルした材料を配合した「EcoPコン」を2023年9月に発売しました。

今後、回収エリアを広げ、回収量・販売量ともに拡大させていく予定です。


技術やビジネスモデルの説明

◇概要

関東地方において使用済みの当社製Pコンを回収し、マテリアルリサイクルをすることで材料に戻し、これを配合したPコンを『EcoPコン』として販売を開始しました。このように廃棄される製品をリサイクルして元の製品の製造に使うクローズド・ループ・リサイクルは、サーキュラー・エコノミー実現のために必須な要素となっています。

◇回収・リサイクルについて

環境省の広域認定(第302号)を取得し、パートナー企業とともに廃棄物処理法に則って回収を行っています。回収したPコンは当社工場で鉄とプラスチックに分別し、鉄は市中で、プラスチックはパートナー企業に委託してリサイクルされます。廃棄されれば、焼却による温室効果ガス発生等の悪影響につながりますが、回収・リサイクルすることによって、この悪影響を最低限に留めることが可能です。

◇EcoPコンについて

回収したPコンをリサイクルした材料を配合し、再度Pコンに戻した『EcoPコン』を販売しています。一般的なリサイクルプラスチックは、様々な規格の廃プラから作られているために品質を確保するのが難しく、建設業界でもあまり良い印象を持たれていませんでした。しかし、『EcoPコン』は当社製のPコンが材料となっているため、今まで通り安定した品質を確保することができました。この取り組みによって、新規の材料調達を低減することができ、有限な資源の有効活用が実現できます。


実績や目標など

2023年上期に50万個を回収し、リサイクルしています。

2024年通期の回収数量目標を150万個としています。


取組を紹介したURL等

https://www.okabe.co.jp/news/2023/09/01/20230901.pdf