明治安田生命保険相互会社
明治安田生命保険相互会社
の取組事例
企業としての循環経済への取組に対する基本的な価値観や方針
当社は、「確かな安心を、いつまでも」という経営理念のもと、人々が安心して暮らせる地球環境を永続的に保全することが人類共通の重要課題であると認識しています。そのため「環境保全・気候変動への対応」を事業者・機関投資家双方の立場から社会的価値を創出する優先課題と定め、環境方針に「環境への負荷を低減させるため、省資源・省エネルギー、資源のリサイクルおよび環境配慮型製品の購入等を推進し、資源とエネルギーの有効活用に努める」ことを明記し取り組んでいます。
循環型ビジネスにおける市場機会や自社の強み
生命保険事業者として、大量の印刷資料やファイルを使用するため、生分解性に優れた植物油インキの使用やエコマーク商品、FSC認証商品など環境配慮型商品を優先的に購入できるシステムを導入し、技術・商品の普及に貢献しています。加えてプラスチック製品の使用抑制や環境配慮型什器の導入(海洋プラスチックごみ再生樹脂を使用)に取り組んでいます。機関投資家として、廃プラスチック回収など海の保全に資する投融資や投融資先企業の事業特性上、循環経済への関わりや影響度が高い先との対話を行ない、企業側の取組みの後押しを推進しています。
指標・目標の設定
環境配慮型商品の購入率をモニタリングしており、2023年度の実績は金額ベースで76.1%となりました。また、プラスチックファイルを環境に配慮したLIMEX素材や紙ファイルに切り替えることにより、2023年度は約72.3tのプラスチックを削減、環境配慮型什器の導入により海洋プラスチックごみ1.25tの再資源化に貢献しました。
実施体制
持続可能な社会づくりに貢献する取組みを強化するため、「サステイナビリティ経営推進」を担当する執行役を置くとともに、「サステイナビリティ経営推進部長」を設置しています。
また、経営会議の諮問機関として、当社のサステイナビリティ経営全体に関する戦略の立案、および優先課題(マテリアリティ)の取組方針の検討や進捗状況のモニタリングを行なう「サステイナビリティ経営検討委員会」を設置、定期的に経営会議・取締役会に報告しています。機関投資家としては、ESG投融資方針を定め、責任投資推進担当部長のもと投融資を推進しています。
参考URL
https://www.meijiyasuda.co.jp/profile/sustainability_report/pdf/sustainability_report_2023.pdf
https://www.meijiyasuda.co.jp/profile/ir/responsible_investment/pdf/ri_report2.pdf