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大和製罐株式会社
大和製罐株式会社
の取組事例
当社としての循環型経済に対する方針
当社の環境理念は地球環境の保全を最優先に位置付けており、企業活動と環境への配慮を両立し、容器メーカーとしての成長を続けながら、積極的に環境課題に取り組んで社会に貢献し続けることを理念としています。環境理念の内、マテリアリティの一つとして「資源循環型社会の実現」を設定しており、再資源化に貢献する製品・サービスの開発・提案や取引先との協業を通じて、サプライチェーン全体での資源循環に取り組みます。
循環型ビジネスにおける市場機会や自社の強み
当社の主力製品である金属缶、およびプラスチックチューブ、ポンプ容器は、市場で高いシェアを持ち、幅広いお客様との接する機会があります。金属缶に関しては、環境問題が今ほど注目される前から、当社は業界団体や教会活動を通じて缶のリサイクルを推進し、現在、日本の金属缶リサイクル率は世界トップレベルを誇ります。この実績を強みとし、プラスチック容器についてもサプライチェーン全体の協力を得て資源循環を実現するための新たなシステム構築や技術革新に取り組んでいきます。
指標・目標の設定
資源循環型社会の実現に向けて、①化石由来プラスチックの削減と、②金属缶リサイクル率の向上、を掲げています。①については2030年目標でプラスチック再生素材の利用率を16%以上とすること、②については2025年目標でスチール缶リサイクル率を93%以上、アルミ缶リサイクル率を92%以上とすること、を目標にしています。
実施体制
社長直轄部署である環境室において、会社全体の環境方針の立案、推進を行っています。特にプラスチックの資源循環については注力すべき課題と考え、技術本部内にプロジェクト部署を立ち上げ、プロジェクトメンバーで推進しています。
目標の達成に向けて
再生プラスチック材料の購入、製造工程で発生するスクラップの再利用、バイオマス素材容器の開発、リサイクルに適した素材での容器開発によって、①化石由来プラスチックの削減と、②金属缶のリサイクル率の向上の目標達成を目指します。