株式会社エフピコ
株式会社エフピコ
の取組事例
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4者一体によるエフピコ方式のリサイクル
株式会社エフピコ
当社が食品トレーのリサイクルを始めたきっかけは、1980年代米国で外食チェーン店のプラスチック製食品容器に対して環境への悪影響があるとして不買運動が起きたことに起因します。日本でも同様の批判が発生しかねないという懸念から当社は企業防衛のために1990年に自主的に回収・リサイクルすることを決断しました。
- 2024.10.31
- リサイクル
- 再生可能
- 設計段階
- 生産段階
- 流通段階
- 利用段階
- 廃棄段階
- プラスチック
- 自社独自の取組
- 同業者間での連携
- 異なる業種間の連携
- 地方自治体との連携
- 実用段階にある取組(一般に販売しているなど)
- 単一企業グループによる取組
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ケミカルリサイクルによるポリスチレンの完全循環型リサイクル実現に向けてDICと協業の検討を開始
株式会社エフピコ DIC株式会社
リサイクルの拡大推進が気候変動問題及び海洋プラスチックごみ問題の有効な対策の一つと考えており、単一素材におけるリサイクルの技術と仕組みが確立しているエフピコ方式のリサイクル「トレーtoトレー」「ボトルtoトレー」を着実に実行してまいります。
- 2021.06.08
- リサイクル
- 設計段階
- 生産段階
- 流通段階
- 廃棄段階
- プラスチック
- 異なる業種間の連携
- 研究開発・モデル事業等、将来に向けた取組
- 複数企業・団体による取組
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低発泡PSPシート×成形技術による「低発泡PSP容器」
株式会社エフピコ 積水化成品工業株式会社
当社は積水化成品工業株式会社と共同で、市場で一層高まるプラスチック使用量削減というお客様のニーズに対して、PSP(ポリスチレンペーパー)の発泡技術を生かした製品軽量化の研究を進めて参りました。 従来、発泡PSPシートで「寿司桶など蓋との嵌合性を必要とする大型容器」や「シャープな形状を必要とする容器」を成形することは困難でした。しかし、前述した新たな低発泡 PSP シートにて製品化することができました。 この「新低発泡 PSP 容器」は、積水化成品工業の発泡技術と当社の独自技術である両面真空成形を基軸とした金型設計技術が融合して出来たものであり、当社の非発泡容器(HIPS)と同等の強度及びシャープな形状を維持しながら、非発泡容器と比較して最大約60%のプラスチック使用量を削減しております。
- 2024.07.31
- リデュース
- 設計段階
- 生産段階
- 流通段階
- 廃棄段階
- プラスチック
- 異なる業種間の連携
- 実用段階にある取組(一般に販売しているなど)
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ポリスチレンの完全循環に向けて、世界初の新たな溶解分離リサイクル技術を用いた協業
株式会社エフピコ DIC株式会社
2020 年 11 月に、DICとエフピコは、ポリスチレンの完全循環型リサイクルの取り組みの開始を発表し、両社が保有する技術および回収・リサイクル体制を最大限に活用する新たなモデル構想を打ち出しました。同取り組みでは、色付き発泡トレーを新たな溶解分離リサイクル技術を用いて、従来の白色トレーと同様に「トレーtoトレー」のリサイクルを可能にします。また、ケミカルリサイクル技術を用いてポリスチレンの原料であるスチレンモノマーに還元するリサイクルと並行して進め、ポリスチレンの完全循環型リサイクルの実現を目指しています。
- 2024.07.31
- リサイクル
- 設計段階
- 生産段階
- 流通段階
- 廃棄段階
- プラスチック
- 異なる業種間の連携
- 研究開発・モデル事業等、将来に向けた取組
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「ストアtoストア」の取り組み
株式会社エフピコ 株式会社中国シジシー 株式会社ヤオコー 株式会社オークワ 小田急商事株式会社(Odakyu OX) 他
食品トレー・PETボトルを使用するお店と、消費者とエフピコが協働して成り立ちます。お店は資源として食品トレー・PETボトルを回収し、消費者とエフピコそれぞれへリサイクルの輪を繋げる発着点の役割を担っています。
- 2024.10.31
- リサイクル
- 設計段階
- 生産段階
- 流通段階
- 利用段階
- 廃棄段階
- プラスチック
- 自社独自の取組
- 同業者間での連携
- 異なる業種間の連携
- 地方自治体との連携
- 実用段階にある取組(一般に販売しているなど)
企業としての循環経済への取組に対する基本的な価値観や方針
当社は「地球環境の保全及び保護が最重要課題であるとの認識のもとに、環境と調和し持続的発展が可能な社会の実現に貢献すること」を基本理念とする環境方針を定めております。その環境方針のもと、「リサイクルおよび代替素材の研究開発」を成長戦略のひとつに掲げております。
2025年達成年度の「リサイクルでカーボンオフセット宣言」へ向けて、社会全体のGHG排出削減効果と資源効率性の向上と、弊社の業績向上を同時に実現するサーキュラー・エコノミーを目指します。自社エコ製品を提供することで顧客にもたらされる環境価値の創出と同時に地球環境への負荷削減を目指します。
循環型ビジネスにおける市場機会や自社の強み
自社エコ製品のサーキュラーリティ向上のためには、変化する顧客や社会のニーズに対応し、自社独自の技術の活用だけではなく、業界の垣根を超えたコラボレーションと、コンシューマーまでを巻き込むことで成り立っております。
環境負荷低減のバリューチェーンと、付加価値の高い製品を提供するバリューチェーンバリューチェーンを構成する調達・製品開発・製造・物流・販売・リサイクルの各部門が連携している自社モデルのビジネスソリューションを、Websiteで掲載しております。
指標・目標の設定
・社会全体のカーボンニュートラルへの機運の高まりや、企業へ環境配慮の取り組みを求める顧客や一般消費者の意識変化を機会として捉え、自社エコ製品による社会全体でのGHG排出削減効果と資源効率性の向上を目指した「リサイクルでカーボンオフセット宣言」を2025年を達成年度として設定しております。
・素材の多様化(紙・バイオマスプラスチック)及びケミカルリサイクル技術の研究も推進いたします。
実施体制
社長直下の環境対策室と経営企画室が連携して、全社のサステナビリティ推進のための施策 「リサイクルでカーボンオフセット宣言」を企画・立案いたしました。
上記で設定した指標・目標の進捗を定期的に報告する他、エフピコレポートや自社ホームページに掲載して参ります。
参考URL
・成長戦略(決算説明資料)
https://https://www.fpco.jp/dcms_media/other/press_keieikikaku_20210507.pdf
・リサイクルでカーボンオフセット宣言
https://www.fpco.jp/dcms_media/other/press_keieikikaku_20210201.pdf
・ケミカルリサイクルによるポリスチレンの完全循環型リサイクル実現に向けてDICと協業の検討を開始
https://www.fpco.jp/dcms_media/other/press_keieikikaku_20201116_1.pdf
・エフピコレポート2020