鹿島建設株式会社

鹿島建設株式会社
の取組事例

鹿島建設の環境への取組み

鹿島は、次世代への責務として事業活動における環境負荷の低減に努めています。「脱炭素」「資源循環」「自然共生」それぞれの分野で、お客様の環境・エネルギー課題を解決し、事業活動を支援する技術とサービスを提供しています。

資源循環での取組み

建設廃棄物のゼロエミッション化とともに、循環資材の活用、建造物の長寿命化などにより建設事業でのZERO WASTEをめざします。建設現場のゼロエミッションの基本は、省資源に努めたうえで建設工事から発生する廃棄物量を抑制し、分別・リサイクルを推進して、埋め立てられる最終処分量を削減することです。環境への影響を軽減するため、梱包材を用いない資材搬入や、現場での加工を減らすプレキャスト、仮設廃材の発生を極力抑える工法の採用など、省資源や効率化のさまざまな取組みを行っています。

新築、リニューアル、解体といった建物のライフサイクルでは、それぞれの段階で資材投入や廃棄物発生などの環境負荷が生じます。鹿島では、独自に開発したLCA(ライフサイクルアセスメント)評価システムを用いて、建物の生涯にわたる建設関連の廃棄物を予測しています。使用材料や構工法を設計時に変更したり、より適正な廃棄物処理方法を選択したりして、リサイクル率の向上や最終処分量の削減、処理過程における環境影響の軽減に努めています。

鹿島環境ビジョン:トリプルZero2050

2013年5月に策定した「鹿島環境ビジョン:トリプルZero2050」は、持続可能な社会を「脱炭素」「資源循環」「自然共生」の3つの視点でとらえ、2050年までに鹿島が達成すべき将来像を「Zero Carbon」「Zero Waste」「Zero Impact」と表現しました。3つの「ゼロ」はそれぞれ、リスク(自社の事業活動での負荷軽減で実現するもの)、機会(社会や顧客への提案を通じて実現していくもの)の二つの観点で構成しています。

2018年5月に一度、また2021年4月に二度目の見直しを行い、脱炭素の目標を改訂しました。

実施体制

鹿島は、ISO14001に準拠して環境マネジメントシステムを運用しています。 社長を委員長とする全社環境委員会のもと、土木、建築、環境エンジニアリング、エンジニアリング、研究開発の5つの部門で推進し、部門横断的な課題については環境マネジメント、施工環境、サステナブル調達、自然共生の4つの部会を設けて活動しています。

参考URL

https://www.kajima.co.jp/sustainability/environment/index-j.html