剥離紙を必要としない感熱接着方式である『ヒートラベリングシステム』で、廃棄物(剥離紙) のゼロ化及び、お客様工場での生産効率、使用後の資源循環サポートの推進!
[企業・団体名] 寿精版印刷株式会社
開始時期
・1991年 日本で初 ヒートラベリングシステム完成
技術やビジネスモデルの説明
あらかじめラベルに糊剤がついているタックラベルは、商品にラベルを貼り付ける製造工程において、ラベル剥離紙からラベルを剥がして使用され、剥離紙部分は不要となります。この剥離紙の使用量は、国内製造業全体では、月間1.16億m2にのぼるといわれており、そのほとんどが資源として回収・再利用されることなく、廃棄・焼却されています。
当社では、あらかじめ糊剤がついているにもかかわらず剥離紙を必要としない、感熱接着方式である、ヒートラベルを開発し、ラベル全体の約4割を占める剥離紙そのものを無くしました。
設計段階から製品資源の減量化、及び各ステージにおけるステークホルダーの課題解決の提案を行うことで、当社は、ご賛同いただけるお客様と共に、剥離紙の製造時に発生する廃棄物やコスト、ラベル貼り付け後に発生する廃棄物(ラベル剥離紙)のゼロ化、製造時の作業効率化、そして、使用後の資源循環へのサポートを推進しています。
実績や目標など
幅広い糊剤のラインナップ:強接着、常温易剥離、水浸漬剥離、アルカリ剥離
⇒ 使用環境、使用後の資源化用途に応じた糊剤設計により、資源循環へのアクセスを容易にする。
・強粘着:様々な環境下においても剥がれない。故意に剥がそうとすればラベルが破れ、容器に痕跡が残るため、改ざん防止効果あり。
・常温易剥離:手でそのままラベルを簡単に剥がすことができる。(糊残り有/無 タイプあり)
・水浸漬剥離:水に浸漬すれば簡単に剥がすことができる。流通過程で故意に剥がそうとすればラベルが破れる。
・アルカリ剥離:お客様工場の洗瓶工程でラベルを簡単に剥がすことができ瓶の再利用可能。流通過程や水に浸漬させて故意に剥がそうとすればラベルが破れる。
ご採用業界種:飲料・医薬品・食品 業界等