casestudy 取組事例

廃プラスチック資源を活かす地域循環共生圏の挑戦

[企業・団体名] 株式会社コーヨー

開始時期(予定)等

令和9年4月開始予定


技術やビジネスモデルの説明

現在、焼却や埋立処分されている製品プラスチックの効率的回収と、品質の高いマテリアルリサイクルを目指す。プラスチック資源循環促進法の施行に伴い、プラスチックの分別回収を行っていない自治体やすでに分別回収を行っている自治体では、容器包装プラスチックや製品プラスチックの分別回収及び一括回収が検討されている中、これらのニーズに応える為、一定の地域ごとに一括回収された廃プラスチックにも対応したリサイクル拠点を設け、収集物の運搬負荷低減とリサイクルコスト削減に繋がるスケールメリットを図り、効率的なプラスチックリサイクルの促進に努めます。

回収されたプラスチックは容器包装プラスチックと製品プラスチックに分別を行い、容器包装プラスチックは既設設備にてペレット化。製品プラスチックについても、これまで行ってきた容器包装リサイクル事業の経験や技術を活かしてペレット化を実施する。

リサイクルペレットの需要は高まっており、幅広い用途に使用出来るための質の高いペレット製造が鍵となってくる。今後は欧州ELV指令の2023年改正にあるように、新車製造における再生プラスチック使用にも視野に入れて、自動車メーカーとも研究を重ねるなど、社会ニーズに寄与できる製品づくりがポイントになる。


実績や目標など

目標として、地域の自治体が参加しやすいように柔軟に対応を行ってスケールメリットによるコスト削減を行う事で、安定したリサイクル事業を展開する。

製造されたペレットの利用用途の幅を広げる為、品質にこだわり、コンパウンドメーカーとの連携も含めて、再商品化利用事業者の拡大を図る事でサーキュラーエコノミーに貢献する。