三菱ケミカル株式会社
三菱ケミカル株式会社
の取組事例
企業としての循環経済への取組に対する基本的な価値観や方針
当社の親会社である三菱ケミカルホールディングス(MCHC)は、2011年にKAITEKI経営をスタートし、サステナビリティの向上を企業価値の一部として扱ってきました。2020年の事業説明会において発表された中長期経営基本戦略KAITEKI Vision 30では、2050年におけるめざすべき社会像と企業像を見定め、バックキャストにより2030 年のありたい姿が策定されました。その中で、環境・社会のサステナビリティ向上に貢献する5つの施策の一つにサーキュラーエコノミー(CE)の推進を掲げています。
「KAITEKI」とは、「人、社会、そして地球の心地よさがずっと続いていくこと」を表し、環境・社会課題の解決にとどまらず、社会そして地球の持続可能な発展に取り組むことを提案したMCHCグループオリジナルのコンセプトです。
循環型ビジネスにおける市場機会や自社の強み
当社は、基礎化学品から機能商品まで幅広い製品・サービスをグローバルに提供しています。化学の技術はさまざまな社会課題を解決できる大きな可能性を有しており、当社は、社会の一員として、また総合化学メーカーとして、独自の技術開発に加え、たとえばプラスチックのリサイクル体制の構築等をはじめとするさまざまなパートナーとの連携によりCEを推進中です。
指標・目標の設定
MCHCは、サステナビリティへの貢献度合いを可視化したMOS(Management of Sustainability)指標を独自に創出し、経営基軸の一つである「サステナビリティの向上をめざす経営」の進捗評価に活用しています。マテリアリティの更新と中期経営計画の策定に伴ってMOS指標の項目や運用方法を改善し、2016年度より活用しています。当社もMOS指標に基づき、サステナビリティの向上をめざす経営の実践・評価を行っています。
実施体制
当社は、サステナビリティに関する社会課題への取り組みを強化するために、2020年4月にサーキュラーエコノミー推進部(2021年4月よりサーキュラーエコノミー推進本部)を設立しました。これまでも各事業でサステナビリティに関わる課題解決に取り組んできましたが、CE推進本部では、グローバルな視点・規模で、従来の事業の枠、企業の枠を超え新たな製品・サービス、ビジネスモデルを模索しています。お取引先、アカデミア、スタートアップ等との連携も積極的に進めていきます。
参考URL
CSRレポート: