サントリーホールディングス株式会社
サントリーホールディングス株式会社
の取組事例
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ペットボトル水平リサイクル推進に向けた「またあえるボトルプロジェクト」
サントリーホールディングス株式会社
サントリーグループは、2011年に、国内清涼飲料業界で初めてペットボトルのボトルtoボトルメカニカルリサイクルシステム(※1)を構築(「つくる」)し、翌年2012年より100%リサイクル素材のペットボトルを導入(「つかう」)した。以来、従来よりもCO2排出量を低減する世界初のFlake to Preform(FtoP)ダイレクトリサイクル技術を開発(※2)する(「つくる」)など、長年にわたって技術革新を進め、「つくる」「つかう」の面からペットボトルの水平リサイクルを実用化してきた。
- 2021.05.31
- リサイクル
- 設計段階
- 生産段階
- 流通段階
- 利用段階
- 廃棄段階
- プラスチック
- 異なる業種間の連携
- 地方自治体との連携
- 大学・研究機関との連携
- 実用段階にある取組(一般に販売しているなど)
- 単一企業グループによる取組
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ペットボトルにおける「Flake to Preform (FtoP)ダイレクトリサイクル技術」の開発
サントリーホールディングス株式会社 協栄産業株式会社
FtoPダイレクトリサイクル技術とは、ボトルtoボトルメカニカルリサイクルをさらに発展・効率化させたもので、回収したペットボトルを粉砕・洗浄したフレーク(Flake)を高温、真空下で一定時間処理し、溶融後、直接プリフォーム(Preform)(※2)を製造できる技術。
- 2021.05.31
- リサイクル
- 生産段階
- 廃棄段階
- プラスチック
- 自社独自の取組
- 異なる業種間の連携
- 海外での取組
- 実用段階にある取組(一般に販売しているなど)
- 複数企業・団体による取組
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業界を超えた共同出資会社・株式会社アールプラスジャパンによる使用済プラスチックの再資源化技術の開発・実用化推進
株式会社アールプラスジャパン サントリーホールディングス株式会社
サントリーグループが掲げるプラスチック基本方針に基づき、サントリーMONOZUKURIエキスパートが、米国のバイオ化学ベンチャー企業・アネロテック社と、植物由来原料100%使用ペットボトルの共同開発に取り組む過程で、環境負荷の少ない効率的な使用済みプラスチックの再資源化技術の開発可能性を見出す。
- 2021.05.31
- リサイクル
- 生産段階
- 廃棄段階
- プラスチック
- 繊維・衣類
- 紙・木材
- 建築
- 同業者間での連携
- 異なる業種間の連携
- 政府・公的機関との連携
- 地方自治体との連携
- 研究開発・モデル事業等、将来に向けた取組
- 複数企業・団体による取組
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リターナブルビールびん回収の取り組み
ビール酒造組合 アサヒビール㈱ キリンビール㈱ サッポロビール㈱ サントリービール㈱ オリオンビール㈱
ビール酒造組合の加盟5社(アサヒビール、キリンビール、サッポロビール、サントリービール、オリオンビール)は、日本国内で販売するビールのびん製品容器に、主としてリターナブルビールびんを使用している。
- 2021.05.31
- リユース/効率的な利用
- 廃棄段階
- 該当なし
- 同業者間での連携
- 実用段階にある取組(一般に販売しているなど)
- 複数企業・団体による取組
企業としての循環経済への取組に対する基本的な価値観や方針
サントリーグループは、水や農作物など自然の恵みに支えられた総合酒類食品企業として、「人と自然と響きあう」を使命に掲げている。人々の生活を潤い豊かにすることと自然環境を守り育むことが共存し、人と自然が互いによい影響を与えあって永く持続していく社会づくりに貢献したいと考え、2019年にサステナビリティ・ビジョンを制定。水やCO2、容器・包装など、グループとして重点的に取り組むべき7つのテーマを選定した。中でも、容器・包装に関しては、多くのプラスチックを使用する会社として、使用済みプラスチックの不適切な取り扱いによって引き起こされる環境汚染の問題について一丸となり、先陣を切って取り組むべき喫緊の課題ととらえ、2019年に「プラスチック基本方針」を策定。①Recycle and Renewable ②Reduce & Replacement ③Innovation ④New Behaviorの4つの柱に基づき、持続可能な社会の実現を目指している。
循環型ビジネスにおける市場機会や自社の強み
商品購入時に、消費者がコストや品質だけでなく、社会や環境に配慮しているかを選択基準にする傾向が高まっている。当社は、2012年より日本の清涼飲料業界において初めてリサイクル素材100%のペットボトルを導入。2018年には従来よりもCO2排出量を低減する世界初のFlake to Preform(FtoP)ダイレクトリサイクル技術を開発するなど、先導してペットボトルの水平リサイクルに取り組んできた。また、自治体や教育機関をはじめ、多くのステークホルダーと連携することで、ペットボトルを循環させるための取り組みも強化している。
指標・目標の設定
製品に多くのペットボトルを使用する企業として、「2030年までに、グローバルで使用するすべてのペットボトルの素材を、リサイクル素材と植物由来素材に100%切り替え、化石由来原料の新規使用ゼロの実現を目指す」ことを目標に掲げている。
実施体制
コーポレートサステナビリティ推進本部内、サステナビリティ推進部において、グループ全体に向けたサステナビリティ推進における方針を立案、進捗管理を行う。中でもペットボトルについては、グループ全体の経営課題と考え、2018年から事業会社・部署を超えた「プラスチック・タスクフォース」を立ち上げ、取り組みを推進している。