casestudy 取組事例

ペットボトル水平リサイクル推進に向けた「またあえるボトルプロジェクト」

[企業・団体名] サントリーホールディングス株式会社

開始時期(予定)等

2021年4月よりプロジェクト始動。

プロジェクトの説明

<背景>

サントリーグループは、2011年に、国内清涼飲料業界で初めてペットボトルのボトルtoボトルメカニカルリサイクルシステム(※1)を構築(「つくる」)し、翌年2012年より100%リサイクル素材のペットボトルを導入(「つかう」)した。以来、従来よりもCO2排出量を低減する世界初のFlake to Preform(FtoP)ダイレクトリサイクル技術を開発(※2)する(「つくる」)など、長年にわたって技術革新を進め、「つくる」「つかう」の面からペットボトルの水平リサイクルを実用化してきた。

※1:ペットボトルをリサイクルして新たなペットボトルに再生すること。協栄産業と共同開発

※2:協栄産業など4社で共同開発

<プロジェクトの内容>

今後も持続的にペットボトルの水平リサイクルを推進するためには、先述の「つくる」「つかう」活動に加え、さまざまなステークホルダーと連携して良質な使用済みペットボトルを「あつめる」活動、および消費者の分別行動促進のための「つたえる」取り組みを強化する必要がある。そこで、リサイクル素材や植物由来素材を100%使用したサステナブルなペットボトルを「またあえるボトル」と命名し、親しみやすいロゴも制作。プロジェクトの第一弾として、2021年4月より「GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶」650ml・600mlに使用することにより、「ペットボトルは適切にリサイクルされることによって、何度も循環する資源である」ことを消費者に重点的に伝えることを通して、ペットボトルの水平リサイクルを一層推進していく。

実績や目標など

2021年4月に、サントリー食品インターナショナルが製造する「GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶」650ml・600mlのすべてのペットボトルをリサイクル素材100%の「またあえるボトル」に変更。これにより、年間で新規化石由来のプラスチックを約4,500トン削減、またCO2は約6,200トン削減できる見込みとなった。今後も、2030年のペットボトル100%サステナブル化という目標に向けて、他ブランドにも取り組みを広げ、循環型社会の実現に貢献していく。

取組を紹介したURL等

https://www.suntory.co.jp/company/csr/highlight/202104_134.html

https://www.suntory.co.jp/softdrink/news/pr/article/SBF1109.html