casestudy 取組事例

ヘッドホンのプラスチック包装材の大幅削減

[企業・団体名] ソニーグループ株式会社およびグループ会社

開始時期(予定)等

2020年 ​

技術やビジネスモデルの説明​

従来のヘッドホンの包装材では、ブリスター包装を使い、実物を直接見せることで商品性が伝わりやすいようにしていました。同時に包装材内部のトレーなどもプラスチックを使用していたことから、世界各国で販売しているヘッドホン包装材に対してプラスチック材使用の抜本的見直しを行い、紙材の包装材へと変更を行いました。さらに2021年発売の完全ワイヤレスヘッドホンWF-1000XM4では個装パッケージ全体に紙製の包装材を使用しています。  ​

実績や目標など​

既存のヘッドホン製品においても、パッケージのプラスチックを紙素材へとリニューアルを進めており、リニューアル済みのものは、パッケージに占めるプラスチックの使用量をリニューアル前と比較してそれぞれ9割以上削減しました。例えばMDR-EX15APでは包装材中のプラスチック材の割合を約96%から約3%まで削減しています。また、2021年発売の完全ワイヤレスヘッドホンWF-1000XM4では、ポリ袋、プラスチックトレイや傷つき防止用プラスチックシートなどを廃止し、個装パッケージ全体にサステナブルな紙素材「オリジナルブレンドマテリアル」を使用したことで環境負荷を低減したこととともに、消費者は分別せずに他の紙類と一緒に包装材を回収に出すことが可能になっています。2022年発売のWH-1000XM5でも、製品箱にオリジナルブレンドマテリアルを採用しています。​

取組を紹介したURL等​

https://www.sony.com/ja/SonyInfo/csr/eco/products/headphones.html