ソニーグループ株式会社

ソニーグループ株式会社
の取組事例

企業としての循環経済への取組に対する基本的な価値観や方針

ソニーは、あらゆる生命の生存基盤である地球環境が保全され、現在だけでなく将来にわたり、健全で心豊かな持続可能な社会を実現するために、自らの事業活動および製品のライフサイクルを通して、2050年に環境負荷をゼロにすることを目指す環境計画「Road to Zero」を策定しています。

資源については、事業活動における新規の資源投入量を最小化するために重視する資源を特定し、その新規材料の利用量ゼロを目指しています。また、市場からの製品の回収・リサイクルに最大限の努力をします。

循環型ビジネスにおける市場機会や自社の強み

国際社会では、有限な資源を持続的に利用することや、廃棄物による環境影響を低減するために、資源循環の徹底や最終廃棄物の最小化が求められています。

ソニーは独自開発した難燃性再生プラスチックSORPLASTM(ソープラス)の製品への導入拡大や、プラスチック包装材の削減、小型製品のプラスチック包装材の全廃などの施策により、再生材や再生可能資源の利用が評価される製品の市場拡大に対応していきます。また、余剰バイオマスである籾殻を原料としたTriporousTM((トリポーラス)を独自開発し、ライセンス提供することで、資源循環に寄与する新しい市場を開拓していきます。

指標・目標の設定

ソニーは、2050年の「環境負荷ゼロ」に向け、段階的に環境中期目標を設定しながら活動しています。2021年度からはソニーグループ環境中期目標「Green Management 2025」で掲げられた下記の循環経済に関連する商品/サービスの目標の達成に向けて活動しています。

・製品(包装材を除く) 1台あたりのバージンプラスチック使用量 10%削減

・製品1台あたりのプラスチック包装材使用量 10%削減

・新たに設計する小型製品のプラスチック包装材全廃

実施体制

ソニーは、「ソニーグループ環境ビジョン」の実現、環境中期目標の達成、法規制やグループとして定めた規則類の遵守を徹底するために、グローバルに統一した環境マネジメントシステムを構築し、継続的に改善しています。

ソニーでは、環境に配慮した製品の製造、販売や製品リサイクルの実施などの施策を推進するため、グループ全体の環境マネジメントを統括する本社環境機能を有し、目標・規則の制定やパフォーマンスのモニタリング、社内コミュニケーション等を行っています。本社環境機能はソニーの経営層が統括しており、その最高責任者はソニーグループ株式会社の執行役です。社長を含むマネジメント層では定例会議において、サーキュラーエコノミーを含む環境重要課題を共有、議論、意思決定をしています。

参考URL

https://www.sony.com/ja/SonyInfo/csr/eco/

https://www.sony.com/ja/SonyInfo/csr_report/environment/