casestudy 取組事例

リサイクル技術開発・環境配慮設計によるマテリアルリサイクル率向上

[企業・団体名] 一般財団法人 家電製品協会パナソニック株式会社 株式会社東芝 日立グルーバルライフソリューションズ株式会社 三菱電機株式会社 シャープ株式会社 ソニー株式会社

構成メンバーとその役割、連携のポイント

・小売事業者等より引き渡しを受けた家電4品目(※)の製造事業者等(パナソニック、東芝、日立GLS、三菱、シャープ、ソニー等)による回収・リサイクルの仕組み。2001年4月より構築・運営中である。

※エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機

開始時期

2001年4月

技術やビジネスモデルの説明

<ビジネスモデル>

製造事業者等に加え、排出者、小売業者、国・自治体が「費用負担」「適正引渡し」「適正処理」「啓発」等、一定の役割を担いつつ運営されている。

<製造事業者等の取組み>

・リサイクル工場では手解体に加え、樹脂や金属の高度選別装置や荷下ろしロボット、解体支援機といった機械設備を組み合わせた迅速かつ丁寧な処理により再商品化率の向上を図っている。

・リサイクル工場からの要望をヒアリングし、ガイドラインや報告書の作成を通じて製造事業者等による環境配慮設計を支援している。

・上記事例は毎年「最新リサイクル技術」「環境配慮設計(DfE)の取組み」として年次報告書で共有、更なる効率化・高度化のためのベンチマーク事例として活用している。

実績

・引取台数:8,549千台(01年)→14,772千台(19年)

・再商品化(マテリアルリサイクル)重量:211千t(01年)→519千t(19年)

・再商品化率:エアコン78%(01年)→92%(19年)、ブラウン管式TV73%(01年)→71%(19年)

液晶・プラズマ式TV74%(09年)→85%(19年)、冷蔵庫・冷凍庫59%(01年)→80%(19年)

洗濯機・衣類乾燥機56%(01年)→91%(19年)

・DfE(環境配慮設計)の促進:

(改善例)「材料へのリサイクルマークの表示」「再生資源の活用」

「ネジ使用量の削減」等(指針の作成)「「家電製品製品アセスメントマニュアル」

取組を紹介したURL等

(年次報告書)

http://www.aeha-kadenrecycle.com/effort/#report