casestudy 取組事例

ソニー独自開発の難燃性再生プラスチックSORPLAS ™のTVリアカバーへの導入によりバージンプラスチック使用量を約60%削減

[企業・団体名] ソニーグループ株式会社およびグループ会社

開始時期(予定)等

2022年3月

技術やビジネスモデルの説明

ソニーでは2010年以降、再生材使用率の高い再生プラスチックSORPLAS™を積極的に採用し、環境負荷低減に配慮した設計を行っています。

外観を重視する筐体部品への使用は技術的難易度が高く、従来は内部部品のみに使用していましたが、部品の設計を見直し、材料物性、成型条件などの改善を行い、2021年より大型部品である背面カバーに採用しています。

TVはそのサイズ、出荷台数から環境負荷が大きい製品ですが、プラスチック使用量の多い外観部品にSORPLASを使用することで製品の環境負荷低減に大きく寄与しています。

実績や目標など

2021年のBRAVIA XR™モデルの一部で、テレビで最も面積の大きい背面カバーにSORPLASを採用開始し、2022年のA95K/A90K/A80Kシリーズでは、採用機種数を2機種から6機種に拡充しました。また、質の高い仕上がりを保ちつつ、バージンプラスチックの使用量を2018年モデル比で約60%削減※を実現しています。

※「XRJ-55A80K」と「KJ-55A8F」との比較の場合。製品名は販売国によって異なる場合があります。また削減値60%の製品は一部のモデル・地域でのみ販売されています。生産時期によって使用部品にSORPLAS™が使用されていない場合があります。

取組を紹介したURL等

https://www.sony.com/ja/SonyInfo/csr/eco/products/BRAVIA.html