casestudy 取組事例

環境配慮型パッケージ「バイオマスECOカップ」

[企業・団体名] 日清食品ホールディングス株式会社

開始時期(予定)等

2019年12月から「バイオマスECOカップ」への切替えを開始しました。

技術やビジネスモデルの説明

日清食品グループは2020年4月に環境戦略「Earth Food Challenge 2030」を策定しています。この中では「Erath Material Challenge(地球資源を取り巻く環境保護および資源の有効活用に挑戦)」及び「Green Food Challenge(事業活動全般におけるCO2排出量削減に挑戦)」の2つを柱としており、これらの挑戦への取り組みの一つとして、資源循環に資するバイオマスプラスチックを使用した「バイオマスECOカップ」への転換を進めています。世界初のカップ麺となる「日清カップヌードル」の容器には、当初は「発泡PSカップ」を使用していましたが、2008年に再生資源である紙を使用した「ECOカップ」に切り替えて大幅なプラスチック量削減を実施しました。そして、2019年12月から容器の一部に使用されるプラスチックを資源循環に資するバイオマスプラスチックに置き換えた「バイオマスECOカップ」への切替えを開始しています。バイオマスプラスチックを導入する事により、従来の「ECOカップ」に比べてバイオマス度を81%に引き上げ、1カップ当たりの石化由来プラスチック使用量はほぼ半減し、ライフサイクルで排出されるCO2 量を約16%削減させる効果を実現させました。食品メーカーとして、人々に安全でおいしい食を提供するとともに、包装容器についても資源循環を促し、社会課題の解決に向けた開発を進めて行きます。

実績や目標など

2021年度中に「カップヌードル」ブランドの全量を切り替える予定です。

取組を紹介したURL等

https://www.nissin.com/jp/sustainability/feature/efc2030/

https://www.nissin.com/jp/products/cm/298

https://www.nissin.com/jp/news/7874