casestudy 取組事例

プラスチック廃棄物を触媒を用いて化学的に分解し、オレフィン(エチレン、プロピレンなど)を製造する

[企業・団体名] 住友化学株式会社 国立大学法人 室蘭工業大学

構成メンバーとその役割、連携のポイント

・室蘭工業大学:性能の高いプラスチック分解触媒を開発する。

・住友化学:上記の研究開発をサポートするとともに、プラスチックの分解を最大限に促すためのプロセスを開発する。

・連携のポイント:両者の強みを活かして、社会実装できるレベル・スケールのケミカルリサイクル技術を早期に確立する。

開始時期(予定)等

・未定

技術やビジネスモデルの説明

・室蘭工業大学は、ゼオライト触媒を用いることと、分解生成物の選択性の高さを特徴とする、プラスチック廃棄物の分解技術を開発した。本技術をベースに、プラスチック分解触媒の性能をさらに高める研究開発を行う。

・住友化学は、石油化学分野において長年培ってきた触媒設計や化学プロセス設計といったコア技術を活かして、室蘭工業大学が行う研究開発をサポートするとともに、プラスチックの分解を最大限に促すためのプロセス技術の開発を担う。

実績や目標など

・両者の協力によって、プラスチック廃棄物を原料としてポリオレフィンを製造するケミカルリサイクル技術を確立して新たな化石資源の使用量を削減すると同時に、プラスチック焼却時に発生する温室効果ガスの排出量削減を実現し、持続可能な社会の構築に貢献する。

取組を紹介したURL等

・住友化学リリース:

https://www.sumitomo-chem.co.jp/news/detail/20200304.html

・室蘭工業大学リリース:

https://muroran-it.ac.jp/society/info/post-23818/