casestudy 取組事例

巡回回収システムの高度化による建材資源循環の促進

[企業・団体名] 大成建設株式会社 ネットワーク・アライアンス株式会社

構成メンバーとその役割、連携のポイント

(1) 構成メンバーとその役割

・大成建設(株):不燃系建材端材の分別と数量管理

・ネットワーク・アライアンス(株):現場の端材状況と処理先の受入状況を把握し運搬・積替計画立案

・巡回回収会社:巡回回収し積替拠点まで運搬。

・積替拠点:メーカー毎仕分け・集積・受入工場配送車両への積替え

・配送会社(二次輸送会社):積替拠点から受入工場に運搬

・受入工場:端材を建材原料として再資源化

(2)連携のポイント

現場で端材の分別と数量管理を確実に行うことで、3PL(3rd.Party Logistics:第三者による物流業務)による統括物流管理(回収・積替・配送管理)を可能とし、複数現場と複数受入工場間の効率的な共同輸送を実現した。

実施時期

2017年度~2020年度(2020年9月)

技術やビジネスモデルの説明

建材メーカーが自社製品の端材を製品原料としてリサイクルする広域認定制度は、リサイクル困難な不燃系建材端材を再資源化する手法として理想的な制度であるが、建設現場で利用する場合、少量端材の遠距離運搬による運搬費のアップが課題であった。

そこで、回収の集約化を図り当社独自に構築した統括物流システムを利用することで広域認定制度の利用を進めリサイクルを実現した。

代表的な取組みを以下に示す。