casestudy 取組事例

樹脂窓フレーム切断屑のリサイクル ~複層ガラス用ガスケットへの再利用~

[企業・団体名] YKK AP株式会社

開始時期(予定)等

2019年、樹脂窓製造時、社内で発生する樹脂端材(PVC)をガスケットの原材料として再利用することに着手しました。

技術やビジネスモデルの説明

YKK APでは、断熱・遮熱に優れる樹脂窓を製造販売し、省エネルギーに貢献する商品を社会に提供しています。

樹脂窓は、塩化ビニル樹脂の細長い形材(樹脂形材)を決められた長さに切断し、複層ガラスやトリプルガラスと組み合せてつくります。その製造工程で発生する樹脂の切断屑は分別回収し、樹脂形材に再生しています。更に2019年度からは、自社生産の複層ガラス用のガスケット原材料に活用先を広げました。年間179t(約334千窓分)のガスケットに再生しています。

このように社内利用することで市中の影響を受けず、安定的な切断屑の再生を図っています。今後も引き続き、新規用途開発を進め活用先を広げていきます。

実績や目標など

2019年当初は1つの製造ラインでリサイクル材10%投入からスタートしました。徐々に投入量を増やし現在はリサイクル率100%となっています。

今後は他の製造ラインへ水平展開を図り、対象範囲を拡大していきます。

取組を紹介したURL等

https://www.ykkap.co.jp/company/jp/sustainability/environment/report2022/circulate/#content1