3Dプリンタを活用した新しい資源流の取組
[企業・団体名] エス.ラボ株式会社 株式会社デンソー
構成メンバーとその役割、連携のポイント
構成メンバーは株式会社デンソーとエス.ラボ株式会社です。生産工程では、多くの廃プラスチックが発生します。株式会社デンソーは、自社の工場で発生した廃プラスチックを、その原材料ごとに分別しながら回収します。エス.ラボ株式会社は、回収された廃プラスチックの原材料を勘案し、必要に応じて装置の開発を行います。
連携のポイント:
株式会社デンソーでは、生産工程でする廃プラスチックのリサイクルは委託できても自社でのアップサイクル実現には、大掛かりな装置が必要で踏み切れずにいました。エス.ラボ株式会社が開発したペレット式3Dプリンタは、少量生産が可能な装置で、このペレット式3Dプリンタを同社専用に改良し導入することで、自社でのアップサイクルが実現できました。
開始時期(予定)等
2023年07月11日
技術やビジネスモデルの説明
株式会社デンソーは、生産工程に廃プラスチックを原材料ごとに分別する工程を追加しました。エス.ラボ株式会社は、少量生産が可能なペレット式3Dプリンタを、株式会社デンソーの工場で発生する廃プラスチックに最適化させ、あわせて廃プラスチックの粉砕から再原料化までに必要な装置一式を開発しました。
実績や目標など
連携により、資源流の取組として限られた資源を有効利用するために、今後はロボットによる効率的な
製品解体・部品選別を行い、使用済み自動車から新車の素材を作るような循環型社会の実現を目指し
ます。