casestudy 取組事例

A3複合機における化石資源由来の包装材から紙製包装材への切替え

[企業・団体名] 株式会社 リコー

開始時期

2023年2月発売開始

※対象:RICOH IM C7010/C6010/C5510/C4510/C3510/C3010/C2510/C2010の包装材


技術やビジネスモデルの説明

複合機製品輸送時の包装材には、これまで化石資源由来の発泡樹脂緩衝材(EPS)の使用が一般的でした。

リコーグループでは、EPSからリサイクル可能な紙製包装材に切替える取組みを行っています。

EPSに比べ硬い紙製包装材では、複合機製品輸送に適合する十分な衝撃緩衝機能の確保が最大の課題でした。

紙製包装材に自動車の衝突シミュレーションで使われる動的な衝撃解析技術を活用して構成や形状を絞込み、紙製包装材でEPS同等の高い緩衝性能を実現しました。


実績や目標など

包装材を化石資源由来の発泡樹脂緩衝材(EPS)から古紙を原材料としたパルプモールド主体の紙製包装材に切替え、包装材へのプラスチック使用量を前身機と比べ54%削減しました。

対象製品に使用される包装材全体の再生材使用率は80%、再生可能率は96%以上を実現しています。

また、紙製包装材の導入は包装材の製造から廃棄における温室効果ガス(GHG)の削減にも寄与しています。


取組を紹介したURL等

https://jp.ricoh.com/-/Media/Ricoh/Sites/jp_ricoh/sustainability/report/environment/pdf/Ricoh%20Group%20Environmental%20Report%202024_web.pdf?240913

※P45

https://jp.ricoh.com/info/2024/0214_1

https://www.ricoh.co.jp/mfp/environment