casestudy 取組事例

紙製バリア素材「SHIELDPLUS®」

[企業・団体名] 日本製紙株式会社

開始時期

2016年、紙製バリア包材「SHIELDPLUS®」の用途開発の強化開始

技術やビジネスモデルの説明

内容物(特に食品)は製造して以降、時間の経過や環境変化によって次第に化学的な劣化が進むため、パッケージには、酸素や水蒸気などの透過を防ぎ、内容物の商品価値低下を抑える機能が求められる。「SHIELDPLUS®」は、木質素材から成る基材(紙)に、製紙用水系塗工技術を活用したバリア塗工層を付与することでバリア機能を実現している。

【SHIELDPLUS®の特長】

Ⅰ.酸素・水蒸気バリア性:優れたバリア性により、内容物を保護し品質を維持する

Ⅱ.フレーバーバリア性:内容物の香りを保持し、「におい」漏れ・「におい」移りを抑える

Ⅲ.環境適合性:基材となる「紙」は循環型資源である「木」が原料

バリア性が異なる、2種類のグレードをラインアップ。

■SHIELDPLUS®

各種バリアフィルム相当のバリア性を有し、バリアの屈曲耐性を持つ。

■SHIELDPLUS Premier(開発中)

SHIELDPLUS®を高機能化し、アルミ蒸着フィルムなど、各種ハイバリアフィルム同等のバリア性を有する。

実績や目標など

木質資源を原料とする紙素材として新たな価値を提供する。

取組を紹介したURL等

https://www.nipponpapergroup.com/products/package/thick_paper/post.html