casestudy 取組事例

使用済みタイヤを再利用できるリトレッドタイヤ

[企業・団体名] 株式会社ブリヂストン

開始時期(予定)等

当社グループは、お客様が使用されたタイヤのすり減った部分を貼り替え、再び使用可能となったタイヤをお届けするリトレッドサービスを展開している。トラック・バス用タイヤでは、2006年のバンダグ社買収を契機に、新品タイヤ、リトレッド、メンテナンスを組み合わせたソリューションとしてグローバルに本格展開している。

技術やビジネスモデルの説明

すり減ったタイヤの表面(トレッド)を貼り替えて再利用するリトレッドは、トレッドゴム以外の部材(台タイヤ)を再利用できるため、廃タイヤの削減に大きく貢献する技術である。

<トラック・バス用タイヤ>

リトレッドタイヤは、原材料使用量を新品タイヤの1/3以下に抑えることができ、資源生産性の向上やCO2排出量の削減に貢献する。

お客様に当社のタイヤを3回使用いただく前提で、新品タイヤ3本使用した場合と、新品低燃費タイヤ1本を2回リトレッドして使用した場合を比較すると、使用段階を除くライフサイクル全体での使用原材料量およびCO2排出量を約半分まで削減できる。

<運送ソリューション>

リトレッドタイヤを活用したソリューション・ビジネスは、これまでのタイヤ単品販売とは異なり、新品タイヤとリトレッドタイヤ、それらを最大限有効活用するためのタイヤメンテナンスを組み合わせることでタイヤの寿命を延ばし、環境にやさしくお客様にもコスト面でメリットを提供できる、新しいビジネスモデルである。その中でも、タイヤ関連業務をブリヂストンが一括管理し、費用を月次定額でお支払いいただく「トータルパッケージプラン(TPP)」を特に推進している。

実績

トータルパッケージプラン(TPP)累計契約台数: 約4.5万台(2020年末実績)

取組を紹介したURL等

資源を循環させる&効率よく活用する:

https://www.bridgestone.co.jp/csr/environment/resources/action02/index.html

トータルパッケージプラン(TPP):

https://tire.bridgestone.co.jp/tb/truck_bus/solution/business/index.html