casestudy 取組事例

ごみを原料としたポリオレフィンの製造

[企業・団体名] 住友化学株式会社積水化学工業株式会社

構成メンバーとその役割、連携のポイント

・積水化学工業:ごみをエタノールに変換する。

・住友化学:ごみ由来のエタノールを原料としてポリオレフィンを製造する。

・連携のポイント:ごみをポリオレフィンにケミカルリサイクルするサーキュラーエコノミーを確立する。

開始時期(予定)等

・2022年度から試験的な生産を開始し、2025年度には本格上市を目指す。

技術やビジネスモデルの説明

・積水化学は、米国ランザテック社と協力して、ごみ処理施設に収集された可能性のごみを丸ごと一酸化炭素と水素にガス化し、このガスを微生物により、熱・圧力を用いることなくエタノールに変換する技術を開発した。

・住友化学は、石油化学分野において長年培ってきた技術・ノウハウを生かして、ごみ由来のエタノールを原料に、エチレンを経てポリオレフィンを製造する技術開発を行う。

実績や目標など

・両社の協力によって、ごみを原料としてポリオレフィンを製造するサーキュラーエコノミーを確立し、新たな化石資源の使用量を削減すると同時に、ごみ焼却時に発生する二酸化炭素排出量や廃プラスチックを削減することにより、持続可能な社会の構築に貢献する。

取組を紹介したURL等

・住友化学リリース:

https://www.sumitomo-chem.co.jp/news/detail/20200227.html

・積水化学工業リリース:

https://www.sekisui.co.jp/news/2020/1347667_36493.html