casestudy 取組事例

食品リサイクル事業

[企業・団体名] テラレムグループ株式会社

開始時期(予定)等

2006年に、バイオガスの発電利用を開始しました。

2011年に都市ガス供給実証事業を行いました。

2023年から発酵残渣の一部堆肥化を開始しました。


技術やビジネスモデルの説明

バイオエナジーの城南島工場では、首都圏で発生する、容器包装の多い都市型の食品循環資源を効率的にリサイクルを行っています。湿式メタン発酵技術を用いて食品廃棄物の有機成分からバイオガスを取り出し、主に再生可能電力を市場に供給しています。当社の強みは、メタン菌に関する長期的なノウハウの蓄積と、24時間体制での工場運営の経験、分別を行う排出事業者との協力関係から成り立っています。

近年は新たに発酵残渣物の堆肥化事業に取り組んでいます。メタン発酵後の消化液は液肥として利用できることが知られていますが、工場の立地する首都圏では肥料の需要が低く、効果的なリサイクルを行うことができていませんでした。しかし、現在の原油価格の上昇等の市場環境変化により、当社の消化液の肥料利用に関心が高まっています。更に、設備の一部を改善しましたので、肥料として使われるようになりました。城南島工場では、コージェネレーションシステムを通じて発電機の余熱を回収し、消化液を固形乾燥化。利用先への効率的な供給を実現しています。現在、北海道にある農家が積極的に弊社の堆肥を利用して始めました。今後、より良い結果を期待しています。

利用先農家の事例:株式会社東胆振グレインファーム

北海道勇払郡厚真町字鹿沼82番地


実績や目標など

【実績】

・受入:110トン/日

・発電量:40,560 Kwh/日

・堆肥利用率:40%(2023年8月、現在)

【目標】堆肥利用率100%(約6トン/日)


取組を紹介したURL等

バイオエナジー㈱

 http://www.bio-energy.co.jp/