casestudy 取組事例

事業者・業界団体協働のペットボトル水平リサイクル推進の啓発取り組み

[企業・団体名] 一般社団法人 全国清涼飲料連合会 日本空港ビルデング株式会社 東京国際空港ターミナル株式会社

構成メンバーとその役割、連携のポイント


日本空港ビルグループ(日本空港ビルデング株式会社、東京国際空港ターミナル株式会社)

役割:コンセプトの策定、プロジェクト全体の企画・運営・管理、関係各所との調整、広報


一般社団法人 全国清涼飲料連合会

役割:コンセプトの策定、啓発活動の企画・運営、広報


【連携のポイント】

日本空港ビルグループは、「ターミナル内で回収したペットボトルをすべて水平リサイクルする」というKPIを掲げ、2025年までに達成するべく取り組んでいる。


全国清涼飲料連合会は、「サーキュラー&エコロジカル・エコノミー」の実現を目指している。具体的には「2030年ボトルtoボトル比率50%」を掲げ、自治体や事業者と連携し様々な取り組みを行っている。


開始時期(予定)等

2023年11月から現在まで


技術やビジネスモデルの説明

ペットボトルの回収は家庭から排出される家庭系、オフィスや工場、自販機横から回収される事業系に大別される。家庭から回収されるペットボトルは3分別(キャップ・ラベル・ボトル)されリサイクルされやすい状況にあるが、事業系は異物の混入や3分別されていないことが課題として挙げられる。

日本空港ビルグループでは、ターミナルから回収されたペットボトルを全て資源回収し、回収したペットボトルを再度ペットボトルに戻す水平リサイクルの取り組みを推進している。全国清涼飲料連合会は、同様に、ペットボトルの水平リサイクルを推進しており、2030年度において、水平リサイクル比率を50%以上に拡大することを目標としており、両者の方向性が合致したことから協働取り組みに繋がった。

日本空港ビルグループは、従前、缶・びん・ペットボトルを同一のリサイクルBOXで回収していたが、新たに「ペットボトルのみのリサイクルBOX」を設置し、さらに啓発パネルを設置することで、利用者の適切な3分別を促した (以下、啓発付パネルRB)。両者は、2023年11月に啓発イベント「羽田deリサイクル ~ペットボトルはボトルからボトルへ~」を開催した。


実績など

本イベント期間中の土日の来場者は約450名が来場し、ペットボトル3分別の必要性や日本空港ビルグループの取り組みを伝える機会となり、利用者の方々がペットボトルのみを啓発パネルRBに投入するという分別排出に繋がった。今後も、継続して両者で取り組みを進めていく。


取組を紹介したURL等

https://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/site_resource/information/pdf/000013958.pdf

https://www.j-sda.or.jp/news/2023/10/30/post-76/