casestudy 取組事例

日本製紙・DOWA・JR貨物の3社協業による関東~秋田県のラウンド輸送

[企業・団体名] DOWAエコシステム株式会社日本製紙株式会社

構成メンバー

DOWAエコシステム(株)

日本製紙(株)


開始時期

2023年3月


背景

DOWAグループではリサイクル原料を首都圏から秋田県への輸送するために鉄道コンテナ化を進めていたが、帰り荷に空きスペースが発生し効率的な鉄道化には課題があった。

一方で、日本製紙は秋田県で生産している段ボール原紙を首都圏へトラック輸送していたものの将来の輸送力には懸念があり、様々な輸送手段の確保を検討していた。

DOWAエコシステム(株)は秋田・青森エリアから首都圏へ荷物を輸送している企業に対して鉄道コンテナの利用促進を提案する中で日本製紙とのラウンド輸送に繋がった。


技術やビジネスモデルの説明

首都圏から秋田県へDOWAグループのリサイクル原料を輸送した後の鉄道コンテナを使って秋田県より首都圏へ日本製紙の段ボール原紙を輸送する鉄道コンテナによるラウンド輸送を構築し、将来の輸送力の確保と脱炭素化の両面へ貢献している。

DOWAエコシステム(株)が所有する鉄道コンテナ(20ft UV36Aコンテナ)はトンネルに合わせた最大の高さで角を落とした特徴的な台形の屋根になっており、高さのある荷物(段ボール原紙等)の輸送にも適している。

実施に当たっては、発着の利用運送事業者と日本貨物鉄道の3社が関わり調整も複雑であることから全体のコーディネートが重要となる。日本貨物鉄道を交えて協議を重ねて、さらに実証試験を繰り返すことで本輸送を実現できた。


実績や目標など

実績:2023年3月以降 3~4往復/月

目標:2025年度 18~24往復/月


取組を紹介したURL

https://www.dowa-eco.co.jp/release/20230215_2110.html