マイクロプラスチック対応素材

開始時期

マイクロプラスチック対応素材としては、2015年にDELTA®TL の販売開始し、2017年よりDELTA®freemo®、2020年からThermoFLY®を展開しています。

技術やビジネスモデルの説明

洗濯時に発生する繊維くずがマイクロプラスチックの原因の一つと考えられており、秋冬用衣料品に使用されるフリースに代表される起毛加工品は、特に洗濯時に繊維くずが出やすい構造の素材です。

当社のマイクロプラスチック対応素材は、ポリエステル長繊維を使用し、起毛加工をせずに、軽量で嵩高な衣料用繊維構造体を構成している為、洗濯時に繊維くずの発生を抑制できる素材です。これらは同時に、起毛加工の風合いや保温性を損なわれないような構造としています。さらに、特殊な機能繊維・構造体との組合せにより、吸汗速乾性や発汗時の不快なべとつき感や汗冷えを防止する等の機能性の付加も可能です。

｢DELTA®ＴＬ｣の特徴

タオルのような優れた吸水性とソフトな風合い、独特の高軽量感により、優れた機能性と新しい着用感を併せ持つ生地。フリース対比洗濯時の繊維屑を3分の１まで低減します。

｢DELTA®freemo®｣の特徴

3層結節構造組織に挿入糸を加えた特殊4層構造体によって、風合い、物性、機能性に優れた新規合繊スウェット生地。フリース対比洗濯時の繊維屑を4分の１まで低減します。

｢ThermoFLY®｣の特徴

非起毛立毛構造体とOcta🄬の技術融合により、保温力と汗処理を両立した環境対応型の快適保温生地。フリース対比洗濯時の繊維屑を2分の１まで低減します。

　(※洗濯繊維屑量の測定方法：当社独自の洗濯時の素材減量分測定による)