casestudy 取組事例

低温加熱脆化技術を用いた処理困難廃プラスチックリサイクルシステム

[企業・団体名] 太平洋セメント株式会社

開始時期(予定)等

事業開始予定:2021年

技術やビジネスモデルの説明

廃自動車や廃家電のシュレッダーダスト(破砕残渣)を構成するプラスチック部分をバーナー用の粉体状の化石エネルギー代替として利用可能にすると共に、金属、貴金属部分は、高効率に資源回収する技術。環境省、及び塩ビ工業・環境協会(VEC)のご支援も受け技術開発を進めてきた。

アントラーキルンと称される特殊な構造を有する外熱キルンにより、数百度で低酸素の状態でシュレッダーダストを熱処理することにより、シュレッダーダスト中のプラスチック素材を脆くして、プラスチックの部分と金属、貴金属部分を分離しやすくすることが可能となる。プラスチックの部分と金属、貴金属部分の分離回収は物理選別装置により行う。素材を脆くして粉砕する手法を用いるため、通常の焼成、焼却では、燃焼させることが難しい炭素繊維強化プラスチック(CFRP)も微粉砕可能となり、次世代自動車のシュレッダーダストも好適に処理が可能となる。回収される金属、貴金属部分は製錬会社で資源として活用可能な品位であり、ベースメタルの他、高価な金の回収も可能。

なお、焙焼工程を当社、解体及び破砕選別工程を松田産業が担う本ビジネスモデルとなっている。

実績や目標など

現在、グループ企業のデイ・シイ社においてシュレッダーダスト等を年間7,800t処理可能な設備で実証しており、21年度に商用運転を開始予定。

取組を紹介したURL等

https://www.taiheiyo-cement.co.jp/csr/pdf/2020/e_40_41.pdf