casestudy 取組事例

デジタルプラットフォームを活用した、建設現場の資源循環(3R)・脱炭素の活動推進

[企業・団体名] 高砂熱学工業株式会社 ダイキン工業株式会社ヴェオリア・ジャパン合同会社 岐阜プラスチック工業株式会社 株式会社digglue

構成メンバー

・高砂熱学工業株式会社:建設業界のサブコンとして、廃プラスチックを排出・分別

・ダイキン工業株式会社:空調機メーカーとして、リサイクル製品を企画・検討

・ヴェオリア・ジェネッツ株式会社(ヴェオリア・ジャパン合同会社):再資源化業者として、廃プラスチックを粉砕・ペレタイズ

・岐阜プラスチック工業株式会社:再製品化メーカーとして、再生樹脂から製品の成型を実施

・株式会社digglue:調査・分析、デジタルプラットフォームを開発・提供


開始時期

2022年10月~


取り組みの概要

『デジタルプラットフォームを活用した、建設現場の資源循環(3R)・脱炭素の活動推進』は、高砂熱学工業株式会社、ダイキン工業株式会社、岐阜プラスチック工業株式会社、ヴェオリア・ジェネッツ株式会社(ヴェオリア・ジャパン合同会社)、株式会社digglue、ほか動静脈各社が連携し、プラスチック廃棄物削減を目指す取り組みとして2022年7月にスタートしました。

(東京都環境局が公募する『革新的技術・ビジネス推進プロジェクト』に採択。)


現状、建設現場から出る大半の廃プラスチック類は、十分に分別されることなく、廃棄(管理型埋立)あるいは熱回収(サーマルリサイクル)されています。


本プロジェクトでは、まずIoT重量計を用いたプラ排出状況の現状把握を実施し、再資源化に最適な分別方法(素材別に5分類)を確立しました。また、再資源化を真に実現するために、現場スタッフへの分別方法の周知、減容設備の導入、静脈企業の開拓なども実施しています。さらに、空調機の梱包材のリターナブル化をめざし、環境への配慮と実用性・耐久性を兼ね備えた新たな梱包材の再製品化をすすめています。そして、こうしたプラスチック廃棄物の再資源化・再製品化に不可欠な排出情報やCO2削減量を、自動で可視化・蓄積するデジタルプラットフォーム(MateRe-Visualization)を確立することで、リアルとデジタルを融合させた動静脈連携の先行モデルをめざしています。


取組を紹介したURL等

・東京都環境局「令和5年度 革新的技術・ビジネス推進プロジェクト (実証事業)

『建設現場へのデジタル活用による、廃プラスチックの可視化・マテリアルリサイクルのプロセス確立』活動報告書」

https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/kankyo/-_-_240522_-