つめかえパックの回収と水平リサイクル

構成メンバーとその役割、連携のポイント

花王はつめかえパックからつめかえパックへのリサイクル技術を開発し、同業他社であるライオンと水平リサイクル製品を発売。イトーヨーカ堂、ウエルシア薬局は店頭に回収ボックスを設置しつめかえパックを回収し、水平リサイクル品を販売を行った。ハマキョウレックスはウエルシア薬局への配送の帰り便を活用した効率的な集約システムを構築。

自治体との共同に関しては、花王が「製造・販売事業者等による自主回収認定」を取得。これにより、鎌倉市が市内の回収拠点から集約した使用済みつめかえパックを、花王ロジスティックスが運搬し、花王が再資源化することが可能になった。

開始時期（予定）等

2020年よりライオンと水平リサイクルを目指した協働を開始し、東京のイトーヨーカ堂、東京・埼玉のウエルシア薬局の一部店舗で回収を開始。

技術やビジネスモデルの説明

花王と協力企業（三井化学、プライムポリマー、東ソー、フジシール）は使用済みつめかえパックを再びつめかえパックにリサイクルするための選別方法、再生技術、製膜・製袋技術を開発。

実績や目標など

2023年5月に花王、ライオン両社から、つめかえパックからつめかえパックへの水平リサイクルを実現した最初の製品（おかえりつめかえパック）を発売。

2024年3月に花王は、「製造・販売事業者等による自主回収認定」を取得。これにより、廃棄物処理法の業許可なく、使用済みのつめかえパックを花王グループ内と鎌倉市で回収することが可能になった。

取組を紹介したURL等

https://www.kao.com/jp/newsroom/news/release/2023/20230516-001/

https://www.kao.com/jp/newsroom/news/release/2023/20230516-002/

https://www.kao.com/jp/newsroom/news/release/2024/20240305-002/