国内電池の回収3R事例
[企業・団体名] トヨタ自動車株式会社
開始時期(予定)等
2009年10月~
技術やビジネスモデルの説明
ハイブリッド車(HV)普及進展に伴う販売店・解体事業者からのニッケル水素バッテリーの引き取り依頼の増大に対応できるよう、安全で効率的な物流網を構築し、2009年10月にトヨタHV引取受付センターを設置、同電池の回収を事業化しました。トヨタグループ各社・豊田通商グループ各社で連携し、全国から効率的な回収・処理を実施しています。
[HVバッテリーのリサイクル]
トヨタは、お客様に良い車を安定的にお届けするため、希少金属の対応に取り組んでおり、その一環としてニッケル水素バッテリーの再資源化を実施しています。
市場で発生した使用済ニッケル水素バッテリーから、ステンレス原料を抽出し、リサイクルを行っています。また、ニッケルやコバルトなどのレアメタルを取り出し、再びバッテリー原料として再資源化する高度な選別・抽出技術の開発にも取り組んでいます。
[HVバッテリーのリビルト・リユース]
ハイブリッド車から取り外した使用済みのニッケル水素バッテリーを検査、再組立て(リビルト)し、2013年より定置用の畜電池として、また2014年より車両用の補給電池として再利用し、エコな再生エネルギーとして活用しています。再利用が終わった後は、バッテリーを上記リサイクルフローにのせ、ステンレス原料やバッテリー原料として活用しています。
実績や目標など
累計で212千台をリサイクル、13千台をリビルト・リユース。
取組を紹介したURL等
https://global.toyota/jp/sustainability/report/vehicle-recycling/