casestudy 取組事例

使用済リチウムイオン電池などのリサイクル

[企業・団体名] DOWAエコシステム株式会社

開始時期

2018年10月、(一社)日本自動車工業会が立ち上げたリチウムイオン電池の共同回収スキームに参画、エコシステム秋田(株)およびエコシステム山陽(株)が電池リサイクル施設に登録

2019年1月、熱処理で不活性化させた電池を破砕・選別する再資源化ラインを、秋田県大館市で稼働開始

2019年12月、Bangpoo Environmental Complex(以下BPEC)で、タイでの使用済車載電池の熱処理を開始

2021年4月、エコシステム秋田(株)で、使用済電池の熱処理能力を拡大

技術やビジネスモデルの説明

脱炭素社会実現に向けてエネルギーの効率的利用に大きな役割が期待されるリチウムイオン電池は、電子機器やHV/EVなどの自動車、住宅向けなど様々な分野で普及が拡大している。

電池にはリチウム、コバルト、ニッケルなど希少価値の高い金属が使用されており、持続可能なサプライチェーン構築の需要は高まっている。一方、廃棄・解体時には感電や発火などの危険性もあること、金属価格の変動により回収した製錬原料の価値が左右されることなどから、安全で効率的な回収・リサイクル体制の整備が望まれている。

DOWAグループでは複数の大型焼却炉で、使用済電池を熱処理により不活性化する。日本では、自社でこれを破砕・選別する再資源化ラインを用いて、鉄、アルミ、銅、コバルト・ニッケル混合物などを分離回収し、それぞれの製錬原料に再資源化している。

実績や目標など

2021年度計画 日本での使用済リチウムイオン電池のリサイクル処理量 約300トン

取組を紹介したURL等

https://ir.dowa.co.jp/ja/ir/news/news-5427108088756109357.html

https://www.dowa-eco.co.jp/release/20191023_1674.html

https://www.dowa-eco.co.jp/release/20210419_1809.html