casestudy 取組事例

タイヤ空気圧遠隔モニタリングサービスによる資源有効活用への貢献

[企業・団体名] 株式会社ブリヂストン 株式会社トランストロン 矢崎エナジーシステム株式会社

構成メンバーとその役割、連携のポイント

ブリヂストン/ブリヂストンタイヤソリューションジャパン(以下、ブリヂストン):タイヤ販売・メンテナンス・遠隔モニタリング等を組み合わせたソリューションサービスの企画開発及び提供

トランストロン及び矢崎エナジーシステム:通信型デジタルタコグラフ(デジタコ)を通じた上記サービスの機能開発及び情報通信の仕組み構築

連携のポイント:タイヤを扱うブリヂストン、通信機器を扱う各社の互いの強みを活かして資源(タイヤ)を有効活用するサービスを実現


開始時期

2022年9月


技術やビジネスモデルの説明

ブリヂストンはタイヤやメンテナンスなどのメニューを組み合わせた「トータルパッケージプラン(TPP)」を提供することで輸送事業者様の課題解決に貢献しています。

TPPのオプションであるタイヤ空気圧と温度を遠隔監視する「Tirematics リアルタイムモニタリング」では、トランストロン及び矢崎エナジーシステムが通信型デジタコに機能を追加し、ブリヂストンがタイヤ内部に取り付けた空気圧センサーのデータを各社のデジタコ経由でクラウドに格納することで、常時遠隔監視を可能にしました。これにより各社はデジタコの付加価値を向上させるとともに、ブリヂストンはドライバーや運行管理者にタイヤ状態をタイムリーに通知して迅速なメンテナンスを実現しています。

この常時監視をTPPに組み込むことでタイヤ空気圧の適正管理をサポートし、安全運行とダウンタイム削減に貢献するとともに、タイヤの早期摩耗を防ぎ、長持ちさせることができます。また、リトレッドタイヤとして再利用する機会を増やし、タイヤを効率的に使い切ることや燃費の改善、CO2排出量削減などで環境負荷低減に貢献しています。

TPPは輸送事業者様の車両使用状況に合わせ、最適商品・サービスを組合せた包括プランをサブスクリプション型で提供しており、お客様の業務効率化だけでなく、タイヤ関連費用を平準化させて予算管理が容易になる効果もあります。


実績や目標など

TPP導入実績:2023年66,000台

TPP導入目標:2024年80,000台 / 2026年110,000台


取組を紹介したURL

https://tire.bridgestone.co.jp/tb/truck_bus/solution/digitalconnectivity/