2030年ボトルtoボトル比率50%宣言
[企業・団体名] 一般社団法人 全国清涼飲料連合会
開始時期(予定)等
2030年において、使用済みのペットボトルを再度ペットボトルに戻すボトルtoボトルリサイクル(水平リサイクル)の比率を、販売量に対して、50%以上に引き上げる。(2021年4月に宣言)
技術やビジネスモデルの説明
1992年、環境配慮設計としての「自主設計ガイドライン」を制定。複数回の改定を経て、「ボトルの無色化」、「アルミキャップ・ベースカップの禁止」等を取り決め、リサイクルしやすいペットボトルづくりに努めてきた。
また、リサイクルと並行して、リデュースにも取組み、2004年比で、約24.8%の軽量化率を達成している。
2018年、「2030年ペットボトル100%有効利用宣言」を行い、回収率及び回収する空容器の品質の向上を実現するため、ペットボトルの分別回収の啓発を推進してきた。
上記に加え、「2030年ペットボトル100%有効利用宣言」の質の向上とCO2排出量の削減に対する貢献策として、使用済みのペットボトルを再度ペットボトルに戻すボトルtoボトルリサイクルの比率を、販売量に対して、50%以上に引き上げることを新たな業界目標とした。
上記の推進には、使用済みペットボトルを効果的かつ効率的に回収することが不可欠となる。回収における強化策として、行政・自治体と協働しての実証実験を推進しており、2020年度においては、農林水産省・東京都と連携して、「ボトルtoボトル東京プロジェクト」を推進した。具体的には、自販機横リサイクルボックスの異物混入低減策の実証実験、また、企業・学校・団体と連携した、効果的かつ効率的な高度分別(ボトル・キャップ・ラベルの3分別)や、投入口のデザインを変更したリサイクルボックス・リサイクルステーションの実証実験を行ってきた。
実績や目標など
清涼飲料業界として2030年までにペットボトルの「水平リサイクル」である「ボトルtoボトル」比率50%を目指す。
取組を紹介したURL等
本件に関する記者説明会時(2021年4月19日開催)のリリース文・動画
http://www.j-sda.or.jp/ippan/news_view.php?kind=1&id=311(リリース文)
- リサイクル
- 設計段階
- 生産段階
- 流通段階
- 利用段階
- 廃棄段階
- プラスチック
- 同業者間での連携
- 政府・公的機関との連携
- 地方自治体との連携
- 実用段階にある取組(一般に販売しているなど)
- 単一企業グループによる取組