casestudy 取組事例

トナーカートリッジのクローズドループリサイクル

[企業・団体名] キヤノン株式会社

開始時期(予定)等

1990年から「トナーカートリッジリサイクルプログラム」を継続して行っています。


技術やビジネスモデルの説明

回収した使用済みトナーカートリッジは、キヤノンのリサイクル拠点に集められ機種ごとに分類されます。

その後、リユースできる部品は取り出し、必要な洗浄やメンテナンスを施した後に新しい製品の部品として再使用されます。また、リユースできない部品や材料は破砕し、帯電性や比重などの物理的特性を利用して、素材ごとに分別されます。

トナーカートリッジの主要素材として主に筐体などに使われるHIPS(耐衝撃性ポリスチレン)は、繰り返しトナーカートリッジの材料として使用するキヤノン独自の「クローズドループリサイクル」により、新しい製品に生まれ変わります。


実績や目標など

こうしたトナーカートリッジの回収は、2020年末現在、世界23カ国で実施され、2020年までの累計回収量は約43.5万tとなっており、国内外の4拠点※でリサイクルされています。また、2020年までの累計で新規資源の消費を約30.6万t抑制することができました。

※ 日本:キヤノンエコロジーインダストリー、米国:キヤノンバージニア、フランス:キヤノンブルターニュ、中国:キヤノン大連


取組を紹介したURL等

https://global.canon/ja/csr/report/pdf/canon-sus-2021-j.pdf

https://global.canon/ja/environment/circulation.html