casestudy 取組事例

複合機のリマニュファクチュアリング

[企業・団体名] キヤノン株式会社

開始時期(予定)等

キヤノンは1992年以来、使用済み複合機のリマニュファクチュアリングを推進しています。


技術やビジネスモデルの説明

リマニュファクチュアリングでは回収した使用済みの機器を部品レベルまで分解し、最適な技術を用いて洗浄・清掃。厳密な再生基準に従って、劣化・摩耗部品などを交換し、新しい部品のみで生産される機器と同じレベルの生産・検査ラインで、品質を新品同等にまで高めて出荷されています。

「imageRUNNER ADVANCE」をリマニュファクチュアリングした製品は、日本では「Refreshed」シリーズとして、欧州では「EQ80」シリーズとして商品化されています。


実績や目標など

2019年には、「Refreshed」シリーズ商品の一つとして、部品リユース率を高めた環境特化型モデル「imageRUNNER ADVANCE C3330F-RG」の発売を開始。手間をかけた洗浄や丁寧な清掃、サンドブラスト研磨※による微細なキズの除去などにより、90%を超える部品リユース率を達成しました。

このように、業界最高水準の部品リユース率やリユース技術の高さなどが、循環経済の象徴的な製品として高く評価され、「imageRUNNER ADVANCE C3330FRG」は公益財団法人日本環境協会が主催するエコマークアワード2020において、「エコ・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。

※ 樹脂に微粒子を吹き付けることで表面を研磨する手法


取組を紹介したURL等

https://global.canon/ja/csr/report/pdf/canon-sus-2021-j.pdf

https://global.canon/ja/environment/circulation.html